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日本王者3度の中川健太 古谷昭男を振り切りWBOアジアパシフィックS・フライ級王座獲得

2023年2月14日 20時32分

 WBOアジアパシフィックS・フライ級王座決定戦が14日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインで行われ、前日本王者の中川健太(三迫)が古谷昭男(六島)に3-0判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。中川は日本王座を3度獲得、4度目のタイトル獲得となった。スコアは115-113、116-112、117-111。

中川(左)は何度も左を決めたが、古谷はタフだった

 37歳のサウスポー中川と25歳の古谷による王座決定戦。中川が左ストレートを上下に打ち分け、右フックも返してプレッシャーをかけていくのに対し、古谷はタイミングのいい右ストレートを伸ばしていきなり中川の頭を跳ね上げた。初回から緊張感あふれる攻防となった。2回、古谷は偶然のバッティングで眉間を、3回には右目上をカットした。

 互いに距離を探り合い、中川は脚で古谷のパンチを外しながら左強打を狙い、古谷はプレスをかけながら右を狙い続けた。中川が左を打ち分けていくが、古谷の右がヒットするシーンもあり気が抜けない。

 6回、古谷が右を決めると、中川は左を内、外から打ち込み、左ボディも決めて古谷を引き離しにかかる。中川はよく動きながらジャブをうまく使い、左と右フックを断続的に当てて試合を組み立てた。古谷は9回、勝負をかけるが、中川が右フックからチャンスをつかんで猛攻。古谷はゴングに救われた。

 試合の流れは中川に傾いたかに見えたが、10回に古谷が意地の右を決めて猛反撃に出た。古谷は下がる中川に襲いかかり何度も右を決めたものの、スタミナが切れて今度は中川が反撃。壮絶な展開になってきた。

 11回は中川が立て直して左ボディを決めて優勢ながら、タフな古谷も気合いのパンチを打ち込んで勝利に望みをつなぐ。最終回も中川がパンチを打ち続け、古谷も粘って打ち返す展開。中川がポイントをはっきり取って逃げ切った。

 日本王座を3度獲得している中川は23勝12KO4敗1分。中川は10回のピンチを振り返り「後半は打ち疲れた。自分の中では効いているという感覚はなく、見栄えが悪かった。そのあと打ち返せたし。1ラウンドしょっぱなの右だけ効きました」とコメント。「右フックが当たっていて、左を返す練習をしていたけど出なかった。アップから脚がフワフワしていた」と納得はしていないながらも、「世界はまだまだ。ただ、あきらめるつもりはない」と言葉に力を込めた。

 ガッツを見せた古谷は昨年2月、橋詰将義(角海老宝石)との東洋太平洋&WBOアジアパシフィック王座決定戦に続いてタイトル獲得に失敗。10勝3KO6敗。

日本フェザー級王座を争う松本(左)と佐川

 メインの前に4月18日に後楽園ホールで日本フェザー級タイトルマッチを争う元王者で同級1位の佐川遼(三迫)と新鋭の同2位、松本圭佑(大橋)がフェイスオフ。佐川は「勢いのある松本選手と王座決定戦が決まった。盛り上がる試合になると思う」とあいさつ。松本は「尊敬の念を持って佐川選手と戦いたい」と意気込みを述べた。

渡来はダウンを奪って最後はストップ勝ち

◇S・ライト級8回戦
渡来美響(三迫)[TKO6回2分37秒]キム・ムーヒュン(韓国)
 東洋大出身のホープ渡来がスタートから脚を使いながらフリッカー気味のジャブ、左フックを軸に右ストレートもヒットさせた。キムは強打を打ち込もうとするが、渡来はフットワークとL字ガードでキムを空転させた。

 右ストレートの精度を高めた渡来は3回、左ボディでキムにダメージを与えてボディ攻撃で攻め立てた。圧倒的優位に試合を進める渡来は6回、右アッパーからチャンスを突くって畳みかける。右ストレートでダウンを奪ったあと、再開後にストップとなった。渡来は3勝2KO。キムは9勝5KO5敗で、日本で2勝2敗となった。

渡来の話「前回フィリピンの選手を倒しきれなかったので、今回は倒しきってアピールしたいと思っていた。ボディが効いているとは思ったけど相手はタフだった。上のパンチで倒せると思っていなかったので良かった。最終的にはトップレベルの選手と対戦して世界チャンピオンになるのが目標。少しでも早くトップレベルとやれるようにがんばる」

◇ミニマム級4回戦
京屋勇気(ワタナベ)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]川上拳汰(石川・立川)
 京屋は初回、ジワジワと前に出る川上に対し、接近戦で力強く連打を振り回して優勢。しかし京屋は後半に手数が落ち、川上も攻めきれずにドローとなった。京屋は1勝1分。川上は2勝1敗1分。

◇65.0キロ4回戦
福田哲史(レパード玉熊)[TKO2回2分21秒]和田克輝(上滝)
 福田は現役親子ボクサーとして息子の遼太郎とともにリングに上がる予定だったが、遼太郎がけがで棄権。待望の共演はならなかった。それでもプロ初勝利を狙う36歳の福田はこの日がデビュー戦の和田から2回にダウンを奪ってTKO勝ち。4戦目でプロ初白星を挙げた。

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