WBOミニマム級タイトルマッチの興行権入札が27日、プエルトリコのWBO本部で行われ、ゴールデンボーイプロモーションズ（GBP）とコットプロモーションズが15万2000ドル（約2052万円）で落札した。

　WBOミニマム級は、1月に谷口将隆（ワタナベ）から王座を奪ったメルビン・ジェルサレム（フィリピン）が指名挑戦者のオスカル・コリャソ（プエルトリコ＝米）と初防衛戦を行う。入札には谷口とジェルサレムの試合をプロモートした亀田プロモーションも参加したが10万1000ドルを提示して及ばなかった。

　GBPとコットプロはこの試合を5月27日に行うプランを明かしている。試合地はプエルトリコのサンフアンのほかアメリカのロサンゼルスとダラスも候補に挙がっている。

　ジェルサレム（20勝12KO2敗）は現在、ボクシング強国のフィリピンにおいて唯一の世界王者。新鋭のコリャソ（6勝4KO）は5戦目で元WBO王者ビック・サルダール（フィリピン）を下し、6戦目の挑戦者決定戦に勝利した。ボクシングシーンによると、7戦目で王座を獲得すれば、プエルトリコの世界王座獲得の最速記録になる。