
WBAミドル級スーパー王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン=写真)が同王座を返上した。ゴロフキンは先月、IBF王座を返上しており、これにより無冠となった。WBAミドル級はエリスランディ・ララ(キューバ)が唯一の王者となるWBAが明らかにした。
WBAはゴロフキンに対して正規王者ララとの試合をオーダーしていた。しかし交渉はまとまらず、13日に入札が行われると発表されたが、ゴロフキン陣営は入札を待たずに王座返上の意思をWBAに伝えた。
2010年にWBA王者となったゴロフキンは18年9月にサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)に敗れるまで8年にわたってミドル級の最強王者として君臨。この間に3団体を統一し、WBA王座は19度の防衛に成功した。
19年10月にIBF王座に返り咲き、昨年4月には村田諒太(帝拳)を下してWBAスーパー王座を吸収。同年9月にS・ミドル級4団体統一王者のカネロに敗れたのが最後の試合となっている。米メディアによると、4月に41歳となるゴロフキンは現役を続ける意思だという。