井岡一翔がフランコと“覚悟”の直接再戦 6.24ABEMAでPPV配信 昨年大みそかはドロー
2023年4月24日 15時02分
2023年4月24日 11時17分
日本テレビのプロボクシング中継「ダイナミックグローブ」がこの3月をもって長き歴史に幕を下ろした。帝拳プロモーション主催のダイナミックグローブは新たに動画配信サービスのU-NEXTがシリーズをライブ配信することになり、すでに4月1日の興行からスタートしている。一昨年12月の井上尚弥戦(対ディパエン)でPPV配信が試みられ、そして昨年4月のゴロフキン-村田諒太でAmazonプライム・ビデオが参入――ここ1年でボクシングの視聴環境は様変わりした。そのあたりを一度整理しておこう。もちろん動画配信サービスが主流となる一方でテレビとの関係が終わったわけではない。《文:本間暁、写真:福田直樹/ボクシング・ビート5月号より》
テレビ各局がゴールデンタイムに生中継枠を抱え、世界戦どころか日本王座、無冠戦までも全国放送していたのは太古の話。「地上波のボクシング中継が深夜に追いやられてしまった」という嘆きすら、遥か彼方のものとなってしまった。
今やすっかり「観るのはネットで」。映画もドラマもバラエティーもニュースも、そしてもちろんボクシングも。リモコンボタンを押すだけで点く“テレビ派”にとっては受難の時代だが、意を決してインターネットと向き合えば、こんなに便利なものはない。「どこにいても観ることができる」、これは強い。オールドファンを悩ませていた「〇〇テレビ(△△ローカル)」という地域限定放送、その最大のネックを解消してくれる。
そして、決まった時刻にテレビの前に鎮座せねばならなかったことを思えば、貴重な時間を有効に使うこともできる。安い観戦料を払い、なおかつ時間も買える。一石二鳥。お得な買い物だ。
いち早く配信に着目しスタートさせた“老舗”は『BOXING RAISE』だ。DANGAN興行を中心としているが、最大の売りは全国津々浦々の興行を余すことなく配信している点。しかも、過去の試合、いわゆるアーカイブのストック量が膨大で、画面左上の検索機能に選手名を入れると、いまやトップボクサーとなった選手の貴重な前座時代がわんさと出てくる。
ちなみに、クレジットカード情報を登録すれば国外でも視聴可能で、海外在住の記者、ファンも利用していると聞く。“ナオヤ・イノウエ”を皮切りに、諸国から注目を集める日本人選手が急増する昨今、「どうしたら日本の試合を観ることができるか」という問い合わせも増えているという。
日本国内の配信サービスは軒並み「海外視聴不可」。権利関係の都合が第一。マーケットとして国外が視野に入っていないこともあるだろう。が、PPV(ペイ・パー・ビュー)文化が根づく諸外国を考えれば、目に触れた日本人選手が海外でブレークなんてことも可能性としてゼロではない。それだけに、現状リージョンフリーとなっているBOXING RAISE大いなる“きっかけ”を秘めている。..
記事全文は発売中のボクシング・ビート5月号に掲載しています。ボクシング関連の動画配信サービスの一覧表付。
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