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井岡一翔がフランコと“覚悟”の直接再戦 6.24ABEMAでPPV配信 昨年大みそかはドロー

2023年4月24日 15時02分

 前WBO・S・フライ級王者の井岡一翔(志成)とWBA同級王者ジョシュア・フランコ(米)が6月24日、東京・大田区総合体育館「SANKYO presents LIFETIME BOXING FIGHTS 15」で再戦することになった。井岡が24日、都内で記者会見して発表した。試合の模様はABEMAでライブ配信される(料金は後日発表)。

舞台は6.24大田区総合体育館

 井岡とフランコは昨年大みそか、WBOとWBAの2団体統一戦として拳を交えたものの結果はドロー。その後、WBOは井岡に対して中谷潤人(M.T)との指名試合を指令したが、井岡はこれを受け入れずにタイトルを返上。フランコとの決着戦を選択した。

 返上の理由を問われた井岡(29勝15KO2敗1分)は「自分の中で防衛戦をするのか、返上してフランコと対戦をするのかという選択の中で、彼と決着をつけてチャンピオンになることが一番望む試合だと思った。自分が挑戦してチャンピオンになる姿をお見せしたい」と説明した。

 また、「ダイレクトリマッチでなければリマッチをする意味が薄れる」とも話し、互いに1戦はさむことにより状況が変わること、時間があいて熱が冷めてしまうことも、フランコとの直接再戦を選択した理由だと明かした。

 昨年大みそかの試合はジャッジ1人が115-113でフランコ、残り2人が114-114でドローという結果だった。井岡は第1戦の内容に自信を持っているとはいえ、再戦に向けては「間違いなく楽な試合ではない、前回よりも激しい展開だったり、きつい展開だったりになると思うので、そういった意味でも覚悟を持って挑まなくてはいけないと思う」と気持ちを引き締めた。

 アメリカからインターネットで記者会見に参加した27歳のフランコ(18勝8KO1敗3分)は「前回の試合が接戦でグッドファイトだった。ぜひもう1回グッドファイトをしたいと思っていた」と再戦を歓迎。井岡がタイトルを返上したことについては、「統一戦ではないけど負けるとベルトを奪われる。モチベーションは高く、前回よりハードに練習している」と語った。

 2012年に初めて世界王者となり、10年以上世界のトップで戦ってきた井岡も34歳になった。17年に復帰した際、目標に掲げたのはS・フライ級でトップに立つWBC王者フラン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との試合。目標を達成するためにも、まずはフランコを乗り越えなければならない。

 また、井岡の世界戦は2011年2月の世界タイトル初獲得以来、地上波のTBSが中継してきたが、今回はABEMAでのPPVライブ配信となる。料金は後日発表される。

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