あす名古屋市のパロマ瑞穂アリーナでWBC世界S・フライ級13位のパブロ・カリージョ（コロンビア）と対戦する元3階級制覇王者、田中恒成（畑中）が前日計量をクリア。試合は52.6キロ契約で行われる10回戦で、田中がリミット、カリージョは100グラム・アンダーの115.75キロだった。

　再起3連勝中の田中は前回（昨年12月）のヤンガ・シッキボ（南ア）に続き、海外の世界ランカーを迎える。カリージョはかつて日本で井岡一翔と対戦するなどしたプロ歴13年のベテラン。フランシスコ・ロドリゲスJr（メキシコ）やドニー・ニエテス（比）のトップクラスには敗れているが、昨年も同国のロベル・バレラに競り勝つなどしぶとくサバイバルしている。

　ここ2戦は結果のみならずパフォーマンス面も向上をうかがわせている田中。4階級制覇再挑戦に向け、今回さらに力強く歩を進めたいところだ。カリージョは17日に来日し、名古屋市内で最終調整を続けた。ビッグネーム田中を相手に番狂わせを起こそうとやる気にあふれている。

　なおあすはCBCテレビで13時56分から地上波生中継、動画配信サービスのLocipo（ロキポ）にてライブ配信される。Locipo（視聴料金1000円）はセミの畑中建人（畑中）-チャワドン・ムアンスック（タイ）戦も配信の対象。

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