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ヘイニー勝利のジャッジ尾を引く リナレス、スティーブンソンはロマチェンコ勝利

2023年5月23日 9時18分

先週土曜日20日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたライト級4団体統一タイトルマッチは、統一王者デビン・ヘイニー(米)がワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に3-0判定勝ちで4つのベルトの防衛に成功した。しかし敗者ロマチェンコを支持する声も多く、判定をめぐって意見が飛び交っている。

私見を語ったスティーブンソン(左)とリナレス

両者と対戦歴があり、ロマチェンコからダウンを奪い、ヘイニーをピンチに陥れたこともある元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)は映像メディアの取材で「私は2ポイント、ロマチェンコの勝ち。ロマチェンコは判定を盗まれた」とコメント。「ロマチェンコは私と対戦した時と比べて同じ力を持っていなかった」としながらウクライナ人の勝利を支持した。

またジェルボンテ・デービス(米=WBAライト級レギュラー王者)との比較を聞かれたリナレスは「タンク(デービス)はモンスターでアニマルだ。2人が対戦すればヘイニーはランニングに終始するだろう。デービスにとってはイージーなファイトになる。ヘイニーはライアン・ガルシアやシャクール・スティーブンソンと対戦する方が賢明だと思う」と語った。

一方、別の映像メディア「Fight Hype」のインタビューを受けたスティーブンソン(米)は「ラウンドは8-4、116-112でロマチェンコ」と回答。「判定を盗まれたとは思わないけれど、拮抗した試合でもなかった」とこちらもロマチェンコの勝利を主張。続けて「私はデビンのことをよく知っているけど、どうして途中から脚を使って逃げ回ったのか理解できない。本来はもっと勇敢な選手だ」とコメント。「もっとどっしりと構えるべきだった」とも語った。

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