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比嘉大吾が6.24フランコvs.井岡一翔のセミに登場 4試合ぶりKO勝利で世界挑戦アピール誓う

2023年5月23日 13時52分

 元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(志成)が6月24日、東京・大田区総合体育館でWBA・S・フライ級3位のシリチャイ・タイイェン(タイ=ヨドモンコン・ウォーセンテップ)とバンタム級10回戦を行う。当日のメインは井岡一翔(志成)がWBA・S・フライ級王者ジョシュア・フランコ(米)に挑戦する世界タイトルマッチで、比嘉の試合はセミ。

記者会見を終えた比嘉大吾

 バンタム級で世界2階級制覇を目指す比嘉が1階級下ながら世界上位ランカーとの対戦を迎えた。23日、都内のジムで記者会見した比嘉は「世界を目指すにはそろそろやらないといけないと思っていたので組んでくれてありがたい」とこの一戦を歓迎した。

 15連続KO勝ちの日本タイ記録を持つ比嘉(19勝17KO2敗1分)は現WBOアジアパシフィック同級王者の西田凌佑(六島)に判定負けした試合を含めて3試合連続で判定決着中。バンタム級に上げてから6戦4勝2KO1敗1分という戦績は確かに物足りない。

 これは対戦相手の耐久力が上がったこと、連続KO記録が途絶え、KOにこだわらないボクシングを志向したことが大きいが、比嘉が「たぶん体力」と口にしたように、体力作りが十分でなかったことも理由の一つと考えている。比嘉はその体力に今回は自信があるようだ。

 その根拠は今月15日から1週間、千葉で行った走り込み合宿だ。試合1カ月前に走り込みの合宿は久しぶりで、これは世界タイトルマッチを戦っていたころのスケジュール。比嘉は「(ここ数試合KOできなかったのは)たぶん体力の問題。久しぶりに試合の1カ月前に走り込みをしたので、いい流れで試合に持って行けると思う」と手応えを感じている様子だ。

 対戦相手のシリチャイ(65勝43KO4敗)は2013年9月、比嘉のジムの先輩だった江藤光喜からWBAフライ級暫定王座を奪った32歳のベテラン。18年にWBAフライ級王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に敗れて以降、15連勝をマークしている。

 バンタム級は今年に入って井上尚弥(大橋)が4団体王座を返上し、井上拓真(大橋=WBA)、ジェーソン・モロニー(豪=WBO)が新王者となったものの、まだまだ落ち着かない状態だ。トップ戦線に割って入りたい比嘉は「他人の試合を見てもKOが楽しい。倒しにいきたい」と久々のKO勝利で世界に近づこうとしている。

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