小國以載が大みそかにIBF王者グスマン挑戦

 角海老宝石ジムは30日、IBF世界S・バンタム級5位の小國以載(角海老宝石=写真右)が王者ジョナタ...
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コブラ諏訪にモズリーが指導、DANGAN賞金マッチ

■日本S・ウェルター級9位のコブラ諏訪(ピューマ渡久地)が29日、18日から米ロサンゼルスで行ってい...
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パーカーが“前哨戦” 次はジョシュア?クリチコ?

 IBFとWBOでヘビー級1位を占めるジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が10月1日、同国マヌカ...
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WBA・LH級、ブリーマーvsクレバーリー最終会見

  今週土曜日1日ドイツ・ノイブランデルブルクで開始ゴングが鳴るWBA世界L・ヘビー級タイ...
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小國以載が大みそかにIBF王者グスマン挑戦
コブラ諏訪にモズリーが指導、DANGAN賞金マッチ
パーカーが“前哨戦”次はジョシュア?クリチコ?
WBA・LH級、ブリーマーvsクレバーリー最終会見

2016年9月30日金曜日

小國以載が大みそかにIBF王者グスマン挑戦

 角海老宝石ジムは30日、IBF世界S・バンタム級5位の小國以載(角海老宝石=写真右)が王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国=写真左)に挑戦すると発表した。小國は初の世界挑戦。日時は大みそかで会場は未定。

 長身を生かしたスタイリッシュなボクシングが売りの小國は2011年にプロ7戦目でOPBF同級王座を獲得し3度の防衛に成功。和氣慎吾(古口)に敗れて王座を奪われたが、その後、角海老宝石ジムに移籍して日本王座を奪取。2度の防衛後に王座を返上し、世界挑戦のウェイティングサークルに入っていた。戦績は18勝7KO1敗1分。

 王者のグスマンは22勝22KO無敗のパーフェクトレコードの持ち主。今年7月エディオンアリーナ大阪で、カール・フランプトン(英)が返上した王座を和氣と争い11回TKO勝ちで世界チャンピオンになった。強打が自慢のグスマンは、2戦続けて日本でのファイトとなる。  IBF同級は3位の岩佐亮佑(セレス)が11月19日、アメリカで同8位のルイス・ロサ(米)と指名挑戦者決定戦を行うことが決まっている。


2016年9月29日木曜日

コブラ諏訪にモズリーが指導、DANGAN賞金マッチ

■日本S・ウェルター級9位のコブラ諏訪(ピューマ渡久地)が29日、18日から米ロサンゼルスで行っていたキャンプを打ち上げた。滞在中は元3階級制覇王者のビッグネーム、シェーン・モズリーからクリンチワークのアドバイスを受け、モズリーの息子、S・ミドル級のモズリーJrとスパーリングをして腕を磨いた。諏訪は12月にバンコクに飛び、4月に同地で獲得したWBCアジア王座の防衛戦を行う予定。=写真提供:ピューマ渡久地ジム=

■11月8日後楽園ホールで開催の「DANGAN170」は4回戦賞金マッチ。A級選手の対戦は2試合で、ライト級が横山雄一(帝拳=15勝13KO4敗)vs中野和也(花形=9勝7KO6敗1分)、S・ライト級が丸岡裕太(尼崎亀谷=11勝6KO3敗)vs林和希jr.(八王子中屋=7勝6KO6敗1分)。KO賞は1回KO勝ちが20万円、2回KOが15万円、3回KOが10万円、4回KOが5万円。そのほかB級、C級でも賞金マッチが行われる。

■11月5日ラスベガスでゴングとなるマニー・パッキャオ(比)の復帰戦をWOWOWエキサイトマッチが日本時間6日午前11時から生中継。パッキャオはWBO世界ウェルター級王者ジェシー・バルガス(米)に挑戦する。同イベントには日本の大沢宏晋(ロマンサ雅)も出場し、WBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)にチャレンジする。


2016年9月29日木曜日

パーカーが“前哨戦” 次はジョシュア?クリチコ?

 IBFとWBOでヘビー級1位を占めるジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が10月1日、同国マヌカウでアレクサンデル・ディミトレンコ(ロシア)を迎え12回戦を行う。両者は27日、地元メディア向けの会見に出席した。試合はパーカーが持つWBOオリエンタル・ヘビー級王座が懸けられるもよう。

 ヒゲをたくわえ逞しくなったパーカー(20勝17KO無敗)はディミトレンコ(38勝24KO2敗)から前戦のカルロス・タカム(カメルーン=フランス)戦が「地元判定に救われた」と指摘され感情を高ぶらせた。「彼はリスペクトを欠いている。もし私が彼の国で戦うなら、彼をリスペクトするだろう」とコメントした。

 パーカーにはIBF王者アンソニー・ジョシュア(英)への挑戦がクローズアップされるが、タイソン・ヒューリー(イギリス)が体調不良を理由にウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との再戦を引き延ばしていることからWBOが王座剥奪を検討中。当然1位のパーカーには決定戦出場の権利がある。すでにクリチコあるいは3位のアンディ・ルイス(メキシコ)との一戦が話題にあがる。

 もしクリチコ戦が実現すれば身長2メートルのディミトレンコは恰好の練習台か? パーカーは2000年にレノックス・ルイスに挑んだデビッド・トゥア以来ニュージーランド国籍として2人目の世界ヘビー級挑戦を目指す。Photo/BoxingScene.com


2016年9月29日木曜日

WBA・LH級、ブリーマーvsクレバーリー最終会見

  今週土曜日1日ドイツ・ノイブランデルブルクで開始ゴングが鳴るWBA世界L・ヘビー級タイトルマッチの記者会見が28日同地で行われ、王者ユルゲン・ブリーマー(ドイツ)、挑戦者ネイザン・クレバーリー(英)が勝利を誓った。試合はブリーマーの保持するWBA“レギュラー”王座が争われる。WBA“スーパー”チャンピオンにはセルゲイ・コバレフ(ロシア)が君臨する。

 今回が7度目の防衛戦となるブリーマー(48勝35KO2敗)は「これは私にとって特別なファイトになる。長い間、私はこの試合を希望していた。ファンは私の戦いを見てエキサイトするだろう。リングに上がったらやることは一つ。どんな方法にせよ勝利を収める」と自信をみせた。

 対するクレバーリー(29勝15KO3敗)はここ最近3勝3敗と低迷しているが、元WBO王者は復活を目指す。「5年間待った末にブリーマーがリングに上がってくれる。試合は困難なものになるが、彼は37歳でキャリアの終焉を迎えている。私はまだ29歳でピークにある。ユルゲンは強敵だけど、私はベルトを持って自宅に戻る」

 プロモーターのカール・ザウアランド(ザウアランド・イベント)は「ネイザンは年齢のアドバンテージがあるけど、私はユルゲンがベテランの味を出して勝つと信じている」と王者をサポート。一方クレバーリーのエディ・ハーン・プロモーターは「ネイザンは世界タイトルが欲しくてたまらない。それが彼を危険な男にさせる」と挑戦者をバックアップする。Photo/BoxingScene.com


2016年9月28日水曜日

13人きょうだいの三女・澤井諒がデビュー前会見

 井岡弘樹ジム・井岡弘樹会長は28日、所属選手の試合を発表した。7男6女の13人きょうだいの三女で極真空手初段の澤井諒(りょう=24)が10月9日、大阪府堺市産業振興センターでデビュー、アトム級4回戦でタイ人選手と戦い、同日にOPBF女子S・フライ級1位、ぬきてるみ(28)も約1年ぶりに復帰して、タイ人選手と6回戦を行う。また、大阪市住吉スポーツセンターでOPBF・S・ウェルター級王者の細川貴之(六島)に挑む同級14位の大石豊(31)も会見に出席した。

 澤井は最近では珍しい15人家族で、井岡弘樹ジムでトレーニングしているうちに、四女の乃美(なみ=21)とともにプロボクサーを目指し、テストに合格。まず「お姉ちゃんから」(井岡会長)とリングに上がることになった。

 父淳一郎さんが経営する大阪第三ビル地下1階の居酒屋「1961」できょうだいとともに働く澤井は「テストに受かって、ニュースになり、お客さんからよく声をかけられる。空手とボクシングは構え方、間合い、ステップ、パンチの出し方が違いますが、得意の左フックを踏み込んで決めて、KO勝ちしたい」と意欲十分。「世界チャンピオンを目指します」と抱負を語った。

 ぬきは7勝4KO1敗のハードパンチャー。腰を痛めて、休養していたが「タイトルをなにがなんでも取りたい」と昨年11月22日以来の試合に臨む。「次につながる試合をしたい」と話した。

 13勝7KO5敗の大石は少年院で3年8か月過ごした経歴があり、23歳からボクシングを始めた遅咲き選手。「タイトル戦が夢だった。ラストチャンスと思っている。脳こうそくでリハビリ中の父にベルトを見せたい。王者の細川とはこれまで何度もスパーリングしており、「チャンピオンはキャリアもあり、うまい選手。でも、すきあれば倒しにいきます」と決意を述べた。


2016年9月28日水曜日

Fe級新王者の林は下田とV1戦、M級は淵上と胡で暫定

 JBC(日本ボクシングコミッション)は28日、都内で会議を開き、最新9月度のJBCランキングを作成した。

 今月はフェザー級で新チャンピオン林翔太(畑中)が誕生。規定により林は初防衛戦で1位の元WBA世界S・バンタム級王者・下田昭文(帝拳)の挑戦を受けることになっている。またミニマム級の福原辰弥(本田F)、S・フェザー級の尾川堅一(帝拳)、ライト級の荒川仁人(ワタナベ)がそれぞれ防衛に成功した。

 王者西田光(川崎新田)が階段から落ちて脳震とうを起こし、試合直前に中止となったミドル級では、新たに2位淵上誠(八王子中屋)と1位胡朋宏(横浜光)との間で暫定王座が争われることが確認された。同級は3月に西田がチャンピオンとなって以来防衛戦が行われておらず、また復帰にしばらく時間がかかりそうな現状が考慮されたもの。

 再ランクされたのはフライ級14位に油田京士(エディタウンゼント)、フェザー級14位萱沼徹平(帝拳)、同15位大橋健典(角海老宝石)。初めてランク入りを果たした選手はいなかった。S・フライ級世界王座を追われた前WBA王者の河野公平(ワタナベ)と前WBC王者のカルロス・クアドラス(帝拳)はともに「日本タイトル保留選手リスト」に入った。


2016年9月28日水曜日

細野の試合を王者セルビー視察、八重樫離脱で暫定戦

■10月3日に後楽園ホールで行われるIBF世界フェザー級挑戦者決定戦、3位ジョナタン・バロス(亜)vs4位細野悟(大橋=写真右)の一戦を、王者リー・セルビー(英=写真左)がイギリスより視察に訪れる。23勝8KO1敗のセルビーは昨年5月にエフゲニー・グラドビッチ(ロシア)を下して戴冠し、その後2度の防衛を成功させている。

■八重樫東(大橋)が王者に君臨するIBF世界L・フライ級で暫定王座決定戦が開催。3位ファーラン・サックリンJr(タイ)と5位ミラン・メリンド(比)が11月29日、フィリピンのセブ市で対戦。ともに世界挑戦経験があり、ファーランは昨年4月にIBFミニマム級王者だった高山勝成(仲里)に挑戦して9回負傷判定負け。メリンドは13年にWBA・WBOフライ級王者ファン・エストラーダ(メキシコ)に判定負け、昨年はIBF・L・フライ級王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)に6回負傷判定負け。そのメンドサから王座を奪った八重樫は左肩の負傷で5月から試合をしていないが、暮れには防衛戦を行う予定。いまのところ対戦相手は決まっていない。

■10月15日メキシコのマサトランで予定されていたWBC世界L・フライ級タイトルマッチが、王者ガニガン・ロペス(メキシコ)がふくらはぎを痛めて中止に。元王者で挑戦者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)はOPBFミニマム級10位ジェリー・トモダンとノンタイトル戦を行う。


2016年9月28日水曜日

岩佐亮佑が階級アップで自信、11.19挑戦者決定戦

 11月19日(日本時間20日)に米国でIBF世界S・バンタム級挑戦者決定戦に出場することが決まった同級3位の岩佐亮佑(セレス=写真)。ビッグチャンスに備え、千葉・柏のジムでトレーニング中の“イーグル・アイ”を直撃した。

 相手の同級8位ルイス・ロサ(米)は22勝10KO無敗1無判定1無効試合のプエルトリカン。「ガチガチのファイター型。接近してスイング系で攻めてくる」というのが岩佐の抱く印象だ。セレス小林会長は「ラフなところに気をつけて、距離とスピードを生かさないといけない」と語る。

 英国での世界初挑戦(IBFバンタム級暫定王座決定戦でリー・ハスキンスに6回TKO負け)に続き、再び異国で大一番に臨むわけだが、前回のトラウマはないという。「イギリスで痛い目を見たからこそ、今回のようなチャンスは海外でチャレンジしたかった」と、負けん気の強い性格の岩佐。ハスキンス戦では倒さないといけないと攻撃的に出て痛い一撃を食らってしまったが、あの試合の教訓を生かすつもりだ。

 ハスキンス戦以降はS・バンタム級に転じ、3連勝と好調をキープしている。コンディショニングが楽になったことで、試合本番で全力を出せるようになった。最新7月のパトムシット・パトムポン(タイ)戦では、打たせずに狙い打つボクシングの本領を発揮し、IBFフェザー級10位の相手を倒しまくった。

 師弟は「階級を上げたことが最も大きい」と声をそろえ、S・バンタム級での世界奪取に自信をうかがわせる。「階級を上げるとこんなに違うんだ、全然動けるじゃんという感覚です。いまは自信を持ってパンチを打ち込むことができるんです」(岩佐)。パトムシット戦のようにロサも斬って落とし、王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に堂々と挑戦状を叩きつけるつもりだ。


2016年9月28日水曜日

ロマチェンコvsウォータース、11.26激突決定か

 米スポーツ専門局ESPNはWBO世界S・フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=写真右)と前WBO世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ=写真左)が11月26日に対戦することになったと報じた。オファーを受けていたウォータース側が27日、契約書にサインしたとのこと。試合の模様はHBOで放送され、会場はコスモポリタン・オブ・ラスベガスが有力と伝えた。

 プロ3戦目で世界王者となった五輪2大会連続金メダリストのロマチェンコと、2014年10月にノニト・ドネア(フィリピン)を下して名を挙げた無敗の強打者ウォータースの対戦は、今年6月にも画策されていた。しかし、ウォータース側がトップランク社が提示した55万ドルを大きく上回る100万ドルを要求し、この話はいったん消えた。

 これを受けてロマチェンコは6月、ローマン“ロッキー”マルティネス(プエルトリコ)と対戦して勝利し、2階級制覇を達成した。ウォータースは15年6月のWBAフェザー級王座防衛戦で計量失格により王座をはく奪された。このあと、12月にS・フェザー級にクラスを上げてジェイソン・ソーサ(米)と対戦し、勝ちに等しい内容でドロー。これ以来、試合から遠ざかっている。

 トップランク社が前回提示した額は55万ドルで、ウォータースが勝利した場合はプラス30万ドルのボーナスがつくと報じられた。今回は提示額の上積みがなされたこと、加えて試合機会になかなか恵まれないこともあり、ウォータース側が27日、契約書にサインした模様だ。

 試合はWBO世界S・フェザー級タイトルマッチとして行われ、ロマチェンコ(6勝4KO1敗)は初防衛戦。ウォータース(26勝21KO1分)は2階級制覇をかけた一戦となる。


2016年9月28日水曜日

11.5防衛戦のドネア、WBO決定戦のゾウらが会見

 11月5日ラスベガスのトーマス&マック・センターで挙行されるマニー・パッキャオvsジェシー・バルガス戦のPPVカードに組まれた3試合のプレゼンテーションが現地時間27日昼、ロサンゼルスのダウンタウン、LAライブ内のザ・コンガ・ルームで開催された。プレゼンにはセミファイナル格のWBO世界S・バンタム級戦に出場する王者ノニト・ドネア(比)と挑戦者1位ジェシー・マグダレノ(米)、V1戦に臨むWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)、2度目の世界挑戦となる五輪金メダリストのゾウ・シミン(中国)が出席した。

 今回初めて自国の英雄パッキアオと“共演”するドネアは「ジェシーは素晴らしいチャレンジャーでハングリー。私は新トレーナーのイスマエル・サラスと充実したトレーニングを実行している。コンパクトな戦法を駆使して戦い、私がまだ爆発的な選手であることをお見せします」と抱負を語った。

 一方、世界初挑戦のマグダレノは「子供の時からこの瞬間を夢見ていた。11月5日、私の手が高く上がり、腰にベルトが巻かれているでしょう」と勝利を誓った。

 マグダレノ同様、フランク・エスピノサ(マネジャー)とマヌエル・ロブレス(トレーナー)に導かれるバルデスはランク2位の大沢宏晋(ロマンサ雅)の挑戦を受ける。「初防衛戦でタフな挑戦者を迎えるけど、私は対決の用意ができている。ベルトを獲得するためにハードワークを行った。今後は長くキープするために努力する」。

 オリンピック連続金メダリストのゾウは15年3月のIBF王者アムナット・ルエンロエン戦に続く世界王座獲得のチャンス。先日フアン・フランシスコ・エストラーダが返上したWBO世界フライ級王座をクワンピチット・ワンソンサイチャイジム(タイ=別名プラシタク・パポエム)と争う。「2度目のチャンスで成功するため自分にハードワークを課している。11月5日、中国国民が私にパワーを注入してくれる。我々は歴史をつくる」とゾウ。

 ゾウとクワンピチットは14年11月マカオでWBOインターナショナル王座を争い対戦。ゾウが判定勝ちを収めた。タイ人は「パッキャオのソックリさん」として話題となった。ゾウの参謀役フレディ・ローチ・トレーナーは「タイ人は試合中バッティングやローブローを繰り出すダーティーな選手。それに対抗するため、マニーがロサンゼルスに来たら、ゾウとスパーリングをさせて鍛える」とビックリプランを明かした。Photos/Top Rank


2016年9月27日火曜日

世界初挑戦の井上拓真も始動、早くもタパレスを意識

 12月にWBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)への挑戦が決まっている拓真は27日、横浜市内のジムで練習を公開し、父の真吾トレーナーとサウスポーを想定したミット打ちを行った。基本の確認に終始した兄の尚弥とは違い、真吾トレーナーからはかなり実戦的なアドバイスを受けた。

 初の世界挑戦を迎える拓真は「世界戦が決まったのでロードワークは既に始めている。(初回にダウンを喫しながら勝利した)前回の経験をいかし、必ず世界チャンピオンになりたい。終盤リードが出なくなるところを修正したい」と抱負を語った。

 真吾トレーナーは「前回の試合は不安もあったが、拓真が堂々と戦ってくれて、ダウンを挽回して最高の試合だったと思う」と4日のフローイラン・サルダール(フィリピン)戦を高く評価。今後は徹底したサウスポー対策に取り組み、兄弟世界王者を誕生に全力を尽くす。

 ロンドン五輪銅メダリストの清水は4日のプロデビュー戦で5回KO勝ちを収めた清水は「(4日の試合は、アマチュアで経験していない)3ラウンド以上やりたかったので、5ラウンドできてよかった。パンチをもらいそうな場面もあったので、そこを修正していきたい」と語った。

 井上尚弥と拓真、清水の3選手は12月下旬に予定するイベント(日時・会場は未定)にそろい踏みする。これにIBF世界L・フライ級王者の八重樫東の防衛戦も加わり、興行はトリプル世界タイトルマッチとして開催される。


2016年9月27日火曜日

井上尚弥がロマゴン戦に“本腰” ウエート管理徹底強化

 今月4日に3度目の防衛をはたしたWBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が27日、同じく4日の世界前哨戦に勝利した弟の拓真、プロデビュー戦を飾った清水聡らと横浜市内のジムで練習を再開した。

 不本意な内容ながら10回KO勝ちでV3を達成した井上は、パフォーマンス低下の要因ともなった腰痛の治療もあり、試合後は普段より長い3週間の休暇を取った。腰の状態は「まだ100%ではない」としながらも快方に向かっているようで、練習を見る限りは心配するほどのことではない様子だ。

 井上は試合後の休暇を利用し、10日にアメリカで行われたローマン・ゴンサレス(ニカラグア)とカルロス・クアドラスの世界タイトルマッチを視察した。激闘を目の当たりにした日本の若き王者は「アメリカのリングの雰囲気に鳥肌が立った。軽量級でも実績を重ねれば会場が満員になり、大歓声になることがわかった」と感激しきり。軽量級の2人が本場アメリカのリングを沸せた熱戦に加え、自らもサイン攻めにあうなど予想以上の反応もあって、大いにモチベーションを高めた。

 ロマゴンと井上との対決は、世界注目する軽量級のドリームマッチの一つに数えられる。アメリカで試合を生観戦したことにより、より明確なイメージを持った井上は「ロマゴンとの試合が来年末になったとしても減量苦にならないように」との考えから鬼門となっているウエートの管理を徹底して強化。これまで試合後は60キロ前後まで増えていた体重をリミットからプラス5キロ以内に抑えるようにしたという。

 今年の暮れに予定されている4度目の防衛戦は、WBA王者ルイス・コンセプシオン(パナマ)との統一戦話が消滅し、大橋秀行会長が「上位から声をかけているが、軒並み断られている」と頭を抱える状態。それでも井上は「ここ2試合は納得できる内容ではなかったので、次は相手どうこうより、自分のよさをアピールしたい」と動じる気配はなし。ロマゴンというターゲットが明確となり、井上のやる気が増している。


2016年9月27日火曜日

WBOミドル級王者サンダース、10.22初防衛戦

 激戦のミドル級でWBO王座を保持するビリー・ジョー・サンダース(英=写真)が10月22日、英ウェールズ・カーディフのモーターポイント・アリーナで開催されるイベントで、初防衛戦を行うことになった。サンダースをプロモートするフランク・ウォーレン・プロモーターが明らかにした。対戦相手は後日発表されるとのこと。

 昨年12月、アンディ―・リー(アイルランド)から王座を奪ったサンダースは4月にマックス・ブルサック(ウクライナ)との防衛戦が決まったものの、自身の拳の負傷により試合は中止に。その後、ミドル級で3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキンとの対戦を見据えるサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の標的となり、9月に米テキサス州で開催されたカネロvsリアム・スミス(英)のアンダーカードに出場すると報じられたが、最終的に出場はキャンセルされた。

 サンダースはミドル級4団体統一を目論むゴロフキンから熱い視線を注がれ、日本の村田諒太(帝拳)も虎視眈々とその首を狙っている。約10ヵ月ぶりのリングとなるサンダースは「私は蜘蛛の巣を払いのけてリングに戻るのが待ちきれない。ずいぶんと長くかかってしまった。この試合を注意深く戦い、より大きな、より良い試合に進んでいきたい」とやる気満々だ。


2016年9月27日火曜日

東日本新人王準決勝、24試合中7試合が中止に

 10月4、5日に後楽園ホールで開催される第73回東日本新人王戦の準決勝が、2日間で合わせて12階級24試合のうち7試合が中止になることがわかった。これだけの試合が中止となるのは異例のこと。26日時点で東日本協会が把握している中止試合その理由は以下の通り。中止になった試合は棄権しなかった選手が11月13日の決勝戦に進出する。

<10月4日>
バンタム級 神谷治昭(帝拳)×神津徳臣(ナマベ)=神谷が6月17日の試合で負傷し棄権
S・バンタム級 定常育郎(T&T)×佐々木小次郎(レイS)=佐々木が棄権
フェザー級 若松大輝(ワタナベ)×木村吉光(白井・具志堅S)=若松が7月29日の試合で眼窩底骨折により棄権
S・ライト級 大野俊人(石川ジム立川)×槐勇人(石橋)=槐が眼窩底骨折により棄権
ミドル級 大間和友(八王子中屋)×あぐーマサル(吉祥寺鉄拳8)=大間が棄権

<10月5日>
ウェルター級 辻本純兵(帝拳)×クドゥラ金子(本多)=クドゥラが棄権
ミドル級 金澤圭介(ワタナベ)×會津タツヤ(川崎新田)=金澤が棄権


2016年9月26日月曜日

香美の子岡村が警察官に、六島ジム出身で3人目

 六島ジム所属のB級ボクサー、香美の子岡村ケントキッド(本名・岡村賢人=26)が引退、10月から京都府警の警察官として新しいスタートを切ることになった。26日、大阪市住吉区のジムで会見した岡村は「4年間がんばって、昨年の西日本新人王L・フライ級決勝まで進むことができました。これからは、市民の安全のために貢献したい」と決意を述べた。

 兵庫県北部の香美町出身の岡村は県立村岡高校卒業後、京都の公務員養成専門学校に入学、警察官、消防士などの受験資格をとった。高校時代は野球部に所属、もっと体を動かしたいとすぐには就職せず、プロボクサーを目指していた。アルバイト先のパチンコ店で同僚になった六島ジムの武市晃輔トレーナー(35)と出会い、ジムに入門。「細い体だし、無理かも」(武市トレーナー)だったが、努力を重ねて、5勝1KO3分の無敗で昨年9月の西日本新人王決勝に進出したが、1回KO負けを喫した。

「悔いはあるが、強い相手に負けたのだし」とボクシングをあきらめて、勉強をやり直し、今年5月に京都府警の試験を受けて合格、10月から警察学校に入校する。「体力、精神力には自信はあります。しっかりがんばって将来は交通機動隊で白バイに乗りたい」と岡村は抱負を語った。六島ジムからは3人目の警察官誕生で、枝川孝会長は「町おこしの意味でリングネームを付けたが、なかなかそこまではいかなかった。しかし、粘りはあるので、警察官として活躍してくれると思う」と笑顔で送り出した。


2016年9月26日月曜日

比嘉大吾がOPBF初防衛戦、11.5ダイナミック

 OPBFフライ級チャンピオンの比嘉大吾(白井・具志堅S=写真)が11月5日、後楽園ホールの「第555回ダイナミックグローブ」で同級5位フェリペ・カグブコブJr(フィリピン)と初防衛戦を行うことが決まった。

 21歳の比嘉は2014年のデビューから10戦オールKO勝ち。昨年タイでWBCユース・フライ級王座を獲得し、今年7月にはアーデン・ディアレ(フィリピン)を下してOPBF王座に就いた。世界ランキングもWBC7位、IBF13位、WBO14位にランクされる比嘉にとって、6勝2KO2敗5分のカグブコブとの試合は、内容を問われる一戦となりそうだ。

 セミにはWBC・S・フライ級10位の江藤光喜(白井・具志堅S)が登場。昨年11月、カルロス・クアドラス(メキシコ)に世界挑戦して敗れてからの再起2戦目でジュン・ブラゾ(フィリピン=5勝1敗3分)と対戦する。また、日本S・フェザー級11位の江藤伸悟(白井・具志堅S)がアマ出身で5勝2KO無敗の新鋭、正木脩也(帝拳)と59.8キロ契約8回戦で拳を合わせる。OPBF王者の伊藤雅雪(伴流)、末吉大(帝拳)に連敗した江藤伸は正念場を迎える。


2016年9月26日月曜日

黒木優子のV5戦決定、12.18元王者の安藤麻里と

 WBC女子世界ミニ・フライ級チャンピオンの黒木優子(YuKOフィットネス=写真右)が12月18日、福岡市の九電記念体育館で元WBC女子世界同級王者の安藤麻里(フュチュール=写真左)を迎えて5度目の防衛戦を行うことになった。YuKOフィットネスジムがアナウンスした。

 両者は安藤がチャンピオンだった14年3月に対戦し、黒木が3-0判定勝ちで初の世界王座に就いた。黒木(16勝8KO4敗1分)はその後、サウスポースタイルから繰り出す左ストレートを武器に4度の防衛に成功。6月に行われた4度目の防衛戦はチャンピオンとして初の東京進出戦で、芸能事務所と契約を結んだこともあり、徐々に注目度が増している。

 安藤(13勝6KO9敗)は11年にWBA世界L・ミニマム級王座を獲得し、2度目の防衛戦で宮尾綾香(ワタナベ)にタイトルを明け渡した。その後、2度の世界挑戦失敗をへて13年12月にWBCミニ・フライ級王座を奪取し、その王座を初防衛戦で黒木に奪われた。今年3月にはメキシコでWBC・L・フライ級王者イベス・サモラに挑戦したものの。6回TKOで退けられている。今回は黒木の地元に乗り込み、3度目の世界タイトル獲得を狙う。


2016年9月26日月曜日

AP王座獲得の近藤明広&渡邉卓也、WBOランク入り

 WBOが17日付けで9月度ランキングを更新した。日本勢はS・ライト級の近藤明広(一力=写真左)が11位、S・フェザー級の渡邉卓也(青木=写真右)も11位にランク入りした。近藤は今月13日、日本初開催のアジアパシフィックS・ライト級王座決定戦に勝利。渡邉も翌14日に同S・フェザー級王座決定戦に勝ったもの。

 他の日本勢は、S・フライ級の帝里木下(千里馬神戸)が14位にランクイン。また、S・フライ級にランクされていた五十嵐俊幸(帝拳)はフライ級5位になった。

 新王者はS・ウェルター級のサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)、クルーザー級のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、そして加納陸(大成)との王座決定戦を制した高山勝成(仲里)の3人。17日に米テキサス州のAT&Tスタジアムでリアム・スミス(英)に9回KO勝ちしたカネロは月間MVPに選ばれた。フライ級はフアン・エストラーダ(メキシコ)の返上で王座が空位に。エストラーダはS・フライ級2位にランクされた。


2016年9月26日月曜日

尾川堅一と内藤律樹の再戦決定、12.3ダイナミック

 日本フェザー級チャンピオンの尾川堅一(帝拳=写真左)と前日本王者で現同級2位の内藤律樹(E&Jカシアス=写真右)とのリマッチが12月3日、後楽園ホールの「第556回ダイナミックグローブ」に決定した。尾川は3度目の防衛戦。クラスきっての強打者と、スピードスターのサウスポーが1年ぶりに激突する。

 両者は昨年12月、尾川が無敗王者の内藤に挑む形で対戦し、挑戦者の5回2分28秒負傷判定勝ち王者が入れ替わった。試合は尾川が初回に自慢の強打を爆発させてダウンを奪う立ち上がり。内藤は2回も尾川の猛攻にさらされながら、このピンチを何とか脱して3回から反撃開始。試合が面白くなろうとしていた矢先に、偶然のバッティングで内藤が激しく出血して試合が終わった。

 王者になった尾川(19勝16KO1敗)は2度の防衛戦をいずれもKO勝ちでクリア。世界ランキングはWBC12位、IBF7位、WBO12位まで上がった。「来年は勝負をかけたい」と世界を強く意識する尾川は、内藤とのリマッチを踏み台にステップアップしようとしている。

 内藤(15勝5KO1敗)は王座陥落により手にしていたWBCとIBFの世界ランキングを喪失。その後、再起してからの2試合はライト級ウエートで戦い、階級アップも視野に入れていたが「尾川と再戦できるならS・フェザー級でやる」との願いが実現した形だ。


2016年9月25日日曜日

ニエテス安全運転、フライ級進出でソーサに完封勝利

 WBO世界L・フライ級王座を返上、フライ級に進出したドニー・ニエテス(フィリピン=写真)が24日(日本時間25日)米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで元WBC世界L・フライ級王者エドガル・ソーサ(メキシコ)に12ラウンド3-0判定勝ち。空位だったWBOインターコンチネンタル・フライ級王座を獲得した。

 3ジャッジともスコアは120-108でニエテスを支持。2回、ニエテスの右から左アッパーでソーサが一瞬フリーズ。早い結末も予測された。4回にも右でメキシコのベテランをグラつかせたニエテスだが、以後アクセルを踏む場面はなく、試合は淡々と進行。ソーサの攻撃をかわすディフェンス技術は披露するものの、攻撃面に不満を残すまま終了ゴングを聞いた。

 同じリングのWBOインターナショナル・フェザー級戦はプロスペクトの一人、マーク・マグサヨ(フィリピン)がラミロ・ロブレス(メキシコ)から2回と7回にダウンを奪い、3-0判定勝ちで防衛。スコアは119-107、118-108、120-106。またWBOバンタム級1位アーサー・ビラヌエバ(フィリピン)がフアン・ヒメネス(メキシコ)に2回2分20KO秒勝ちでWBOアジア太平洋王座を守った。


2016年9月25日日曜日

ジョニゴン強打炸裂、山元浩嗣は初回KOで敗れる

 メキシコ・カンクンのアレナ・オアシスで24日(日本時間25日)行われた元2階級世界王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)と山元浩嗣(ワタナベ=日本S・フェザー級12位)の一戦は、ゴンサレスが初回KO勝ち。WBCインターナショナル・シルバーS・フェザー級王座の3度目の防衛に成功した。

 山元はサウスポー・スタイルから右ジャブ、左ストレートをスムーズに繰り出してゴンサレスと渡り合う滑り出し。しかしゴンサレスが放った左で山元は四つんばいにダウン。再開後、冷静に対処するゴンサレスが左を強振すると、山元は頭からダイブ。レフェリーはカウントを途中で止め試合が終わった。KOタイムは2分59秒とアナウンスされた。

 52度目のKO勝利のゴンサレス(62勝10敗)は「アブネル・マレスを倒した時と同じパンチ。トルーカでトレーニングした成果。WBC王者(フランシスコ・バルガス)は復帰に時間がかかるようだから、他のチャンピオンに挑戦してもいい。フェザー級に戻るオプションもある」と世界挑戦を希望している。山元は19勝3KO13敗2分。

 セミではスラッガーのディエゴ・クルス(メキシコ)が昨年WBC世界ライト級王者のホルへ・リナレスに挑戦したイバン・カノ(メキシコ)に8回戦で判定勝ち。Photo/Pepe Rodriguez


2016年9月25日日曜日

ゴロフキン次戦情報、山中慎介がリナレス戦ゲスト

■ミドル級統一王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)の次戦がニューヨークで行われる可能性が強くなった。米国の複数のメディアは会場にバークレイズ・センターが押さえられたと報道。期日は12月10日。相手は地元選手でWBAミドル級“レギュラー”王者ダニエル・ジェイコブス(米)。最新のケル・ブルック(英)との防衛戦を承認しなかったWBAだが、メンドサJr会長は「10月10日の入札期限までに(交渉は)締結するだろう」と語っている。

■WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)がWOWOWエキサイトマッチで放送される同門ホルヘ・リナレスの試合をゲスト解説。リナレスは24日、英国に乗り込んでWBAライト級王者アンソニー・クローラ(英)に判定勝ち。番組は26日(月)午後9時からWOWOWライブで放送される。

■7月、英国で防衛戦を行ったWBA・S・バンタム級“スーパー”王者ギエルモ・リゴンドウ(キューバ)だが、またも試合枯れの様相。リゴンドウは12月3日、暫定王者モイセス・フローレス(メキシコ)との一戦がほぼ決まりかけながら正式アナウンスはなし。同日メインに出場予定の4階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)が結論を引き延ばしているのが理由。プロモーターのロック・ネーションは実現を否定している。

■11月19日ラスベガスで行われるL・ヘビー級3冠統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)vsアンドレ・ウォード(米)のアンダーカードで、7月コバレフに挑戦してフルラウンド戦ったアイザック・チレンバ(マラウイ=南ア)が、この階級の王者候補の一人オレクサンドル・ゴズディク(ウクライナ)の持つNABF・L・ヘビー級王座に挑む。プロモーターのメインエベンツが発表した。


2016年9月25日日曜日

リナレスがクローラに判定勝ち、WBA王座吸収

 24日(日本時間25日早朝)、英国マンチェスターのマンチェスター・アリーナで挙行された世界ライト級チャンピオン対決は、WBC同級休養王者のホルヘ・リナレス(ベネズエラ=帝拳)がWBA同級王者アンソニー・クローラ(英)に12回3-0判定勝ち。リナレスはクローラのWBA王座を吸収し、WBCダイヤモンド王座、ならびに米リング誌同級王座も手中にした。

 英国ファンの盛大なブーイングで迎えられたリナレス。ガードを固めて迫るクローラをよく見て、打っては動くという立ち上がり。クローラのガードの下、ボディーにシャープな左フック、アッパーを突き刺していく。一方で序盤からクローラはローブローを訴え、4回はリナレスが右ストレートでチャンスをつかんだ が、後続の左ボディーアッパーが低く入ったとみてオコナー主審(英)は地元の王者に休憩を与えた。

 プレスを強めたクローラに対し、6回のリナレスは右クロスを叩きこんで後退させた。しかしクローラはここをしのぎ、再び7回から前へ。手数を増してボディーも叩き、しつこく攻勢をかける。カウンター狙いにシフトしたリナレスはロープを背負う場面も。

 10回、リナレスは手数を繰り出して、右のショートフックを決めるなどアピール。なおもクローラは引かなかったが、11回は左ジャブを差してWBA王者をさばき、迎えた最終ラウンド。リナレスは右強打、左ボディーを見舞ってクローラに肉薄。相手に思うように攻めさせなかった。

 発表されたス コアは115-113(バルボサ)、115-114(キーン)、117-111(ピネダ)でリナレスを支持。WBC王座の初防衛戦以来となる英国リングでまたも勝利を収めたリナレス(41勝27KO3敗)は「またぜひイングランドに戻ってきたい」と語った。試合後に明かしたところでは6回に右拳を痛めたという。敗れたクローラ(31勝13KO5敗3分)は「きょうは勝てなかったが接戦だったと思っている」とインタビューに答えた。Photo/SUMIO YAMADA


2016年9月25日日曜日

ヒューリー体調不良、クリチコ再戦ひとまず中止に

 10月29日マンチェスターで予定された世界ヘビー級WBA&WBO統一王者タイソン・ヒューリー(英)vs前王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の再戦がキャンセルされた。23日(日本時間24日)ヒューリーのマネージメント・チームがメディアに通達した。理由はヒューリーのコンディションが医学的にリングに上がれる状態でないと伝えられる。

 両者のダイレクトリマッチは去る7月マンチェスターで予定されたが、ヒューリーが左足首の負傷を理由に延期をリクエスト。新スケジュールが発表された。しかし先日、10月の試合を前にした記者会見にヒューリーは欠席。「車が故障したため」とヒューリーは弁解したが、その真偽が問われた。

 今回の通達では、ヒューリーが足首の負傷から回復していないのか、あるいは新たな問題が発生したのかは触れられていない。ヒューリー自身も即時、陳謝の声明を発信しているが、具体的な内容は伏せられている。英国のドーピング検査で問題を抱えているとも噂され、予断を許さない。延期というより、中止に近い状況といえる。


2016年9月25日日曜日

前日本ウェルター級王者の高山樹延が引退表明

 前日本ウェルター級王者の高山樹延(30歳=角海老宝石、写真)が23日、自身のオフィシャルブログで引退を表明した。  高山は2007年7月にプロデビューし、翌年の全日本ウェルター級新人王を獲得。常に前に出るファイター・スタイルのボクシングで白星を重ね、12年の王座決定戦で斉藤幸伸丸(輪島功一S)を下し、日本ウェルター級チャンピオンに輝いた。

 その後、6度の防衛を成功させて同王座を返上し、今年2月にOPBF同級暫定王座を獲得。7月に正規王者ジャック・ブルベイカー(豪)と後楽園ホールで対戦し、リードを許す展開ながら11回にダウンを奪う激戦を演じた末に判定負け。この試合がラストファイトになった。生涯戦績は24勝8KO2敗。

 高山は自身のブログで「ボクシングと出会い皆様と出会い、自分にとってこの10年はかけがえのない時間となりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです! ボクシングを通して学んだ沢山の事をセカンドキャリアに活かせられたらと思います」と語っている。


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