2014年6月17日火曜日

江藤光が大逆転KO勝ち! OPBFフライ級王座決定戦

 OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦が17日、後楽園ホールで行われ、WBA同級14位の江藤光喜(白井・具志堅S)がOPBF同級2位のアーデン・ディアレ(フィリピン)を8回2分51秒KOで下してタイトルを獲得した。江藤は3、7回にダウンを喫しながらの大逆転勝利だった。

 江藤3兄弟の長兄、光喜は昨年11月タイでヨドモンコン・ウォーセンティップ(タイ)に12回TKOで敗れ、WBA同級暫定タイトルを奪われて以来の試合。再起戦がいきなりタイトルマッチとなった。

 長身の江藤はジャブをていねいに突く滑り出し。しかしディアレは踏み込みが鋭くてハンドスピ―ドも速い。江藤は2回にコーナーに押し込まれるなど、ややディアレが押している印象だ。3回、江藤が打撃戦に応じて試合が一気にヒートアップすると、ディアレの左フックと右が決まり、江藤がダウンを喫した。ここから江藤は右ストレートをクリーンヒットさせるなど盛り返し、ラウンドを終了。4回を終わっての採点は3者ともに39-36でディアレを支持した。

 ワンツーと返しの左フックを中心に組み立てる江藤に対し、ディアレは江藤の攻撃をブロックしながら、機を見ていきなりパンチをまとめるボクシング。毎ラウンド激しく打ち合う場面があって目が離せない。江藤はボディ攻撃で挽回を図るが、7回に再び左フックから右を食らってキャンバスにグシャリ。何とか立ち上がって果敢に手を出したが、いよいよあとがなくなった。

 敗色濃厚の江藤は8回に攻めた。打撃戦で一歩も引かず、ディアレをコーナーに追い詰める。そして1分すぎ、渾身の左フックを打ち込むと、ディアレが背中からバッタリ。立ち上がったディアレを江藤は再びマットに叩きつけたが、ここからもうひと山が待っていた。

 KO負け寸前のディアレが最後の力を振り絞って反撃すると、今度は江藤がグロッギーとなり、2人ともフラフラになりながらパンチの交換し合う壮絶な状況へ。最後は江藤がショートの連打を打ち込み、ディアレがロープにもたれたところで試合終了。3ノックダウンにより劇的な逆転KOとなった。江藤は15勝11KO3敗1分。ディアレは23勝10KO9敗3分。

◇ウェルター級8回戦
大川泰弘(ワタナベ)[3-0(78-75、79-74、79-73)]藤井拓也(斉田)
 日本ウェルター級4位の大川は持ち前のスピードを生かしてよく動き、藤井の攻撃を空転させながら出入りのボクシングを実行。中盤に藤井のパンチを食らう場面もあったが、カウンターをよく決め、有効打では最後まで上回った。

◇S・ライト級8回戦
細川バレンタイン(宮田)[3-0(78-75×2、79-74)]安達寿彦(岐阜ヨコゼキ)
 日本S・ライト級10位の細川が序盤からジャブで主導権を握った。右もヒットさせて試合はワンサイドとなるが、細川は攻撃が単発でここから畳み掛けることができない。タフな安達は闘志をむき出しにして前に出続け、5、6回は細川を後退させたが、7回に左フックをもらってグラつき逆転はならなかった。