2014年11月1日土曜日

木村悠が負傷判定で日本L・フライ級V2

 第531回ダイナミックグローブが1日、東京・後楽園ホールで開催され、メインの日本L・フライ級タイトルマッチは、王者の木村悠(帝拳)が挑戦者11位の油田京士(エディタウンゼント)を負傷判定7回1分50秒で下し、2度目の防衛に成功した。スコアは69-64×3。

 IBF5位をはじめ世界4団体でランクされる木村がタイトル初挑戦の油田を迎えた。挑戦者は荒削りながら元気がよく、初回にロングの右フックを決めて王者をヒヤリをさせる。このパンチのインパクトが強く、初回は油田のラウンドとなった。

 しかし2回からは元アマ全日本王者でもあるチャンピオンが、持ち前のテクニックで試合をコントロールした。ジャブとステップワークで距離をキープしながら、上下にパンチを散らし、アッパーもうまく交えて幅広い攻撃を展開。何発か油田のパンチをもらっても、大勢に影響はなく、ペースは完全にチャンピオンだ。

 5回には油田が偶然のバッティングで左目上部をカット。木村は6回にピッチを上げ、やや落ちてきた挑戦者をコンビネーションで攻めたてる。7回に油田の傷が原因でストップとなった。木村は15勝2KO2敗1分。敗れた油田は9勝5KO7敗。

◇フライ級8回戦
林徹磨(セレス)[KO3回1分59秒]平龍太郎(石神井S)
 日本フライ級2位の林がフットワークを生かしたスピードのあるボクシングを展開。平もよく手を出して対抗したが、4回に林のボディブローがジャストタイミングで炸裂すると平が悶絶。10カウントが数えられた。「来年はタイトルを獲りたい」と語った林は25勝9KO2敗2分。3度目のランカー挑戦に失敗した平は8勝3KO5敗2分。

◇ライト級8回戦
ジョネル・アリビオ(比)[TKO4回2分20秒]横山雄一(帝拳)
 元OPBFフェザー級王者のアリビオに対し、ここまで14勝13KO2敗の横山は、自慢の強打を前面に出して押し気味に試合を進めるが、アリビオの左フックも時折ヒットするため気が抜けない。両者とも1発1発を思い切り打ち込むボクシングで、試合は打撃戦に。3回に横山がチャンスを作るも、4回にアリビオの左右フックで横山が棒立ちになり、タオルが投入された。日本で連敗中だったアリビオはタイトルを獲得した10年11月の松田直樹戦以来となる日本での勝利。

◇L・フライ級8回戦
須田拓弥(沼田)[TKO1回2分38秒]大塚博之(帝拳)
 日本L・フライ級13位の大塚と、元日本ランカーの34歳ベテラン須田の対戦は意外な結末となった。初回、須田の打ちおろしの右を効かされた大塚が追撃でダウン。大塚は立ち上がったがダメージは大きく、須田はその後1分以上攻め続け、最後はストップ勝ちとなった。今年3月に3年ぶりに復帰した須田は、09年から続いていた連敗を6で止めた。須田は11勝3KO10敗2分。大塚は7勝6KO3敗。

◇S・フェザー級8回戦
末吉大(帝拳)[3-0(79-74×2、80-73)]水藤翔太(とよはし)
 上背のある末吉は2回に好機を作ってラッシュ。これで右を少し痛めたのか、3回以降はジャブを軸としたアウトボクシングでポイントを奪った。

◇S・ライト級6回戦
中澤奨信(帝拳)[TKO5回終了]乙川健(伴流)