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仲村正男が金子大樹に競り勝つ、Se級元王者対決

2015年8月21日 22時01分

「ダイナマイトパンチ97」が21日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのS・フェザー級10回戦は、元OPBF同級王者の仲村正男(渥美)が前同級日本王者の金子大樹(横浜光)との激戦に2-1判定で競り勝った。スコアは97-93、96-94で仲村、96-95で金子だった。

仲村(右)は試合を通して右をよくあてた

 激しい一戦だった。スタートは仲村。リードを盛んに突きながらワンツーを打ち込んでいくと、2回に金子が早くも鼻血を流し、さらには左目じりをカット。4回には金子が反撃し、仲村が左目尻をカットした。

 仲村が右アッパー、右ストレートなど有効打の数で上回りながら、金子のパンチを食らって必死にクリンチで逃れる場目もあり、気が抜けない展開が続く。金子は気迫十分だがジャブが出ず、何より被弾が多い。顔がどんどん腫れあがった。仲村は9回に攻勢で金子を追い込み、逆に劣勢の金子は最終回に猛攻を見せるが、仲村が何とか決定打を防いで勝利した。初の判定勝利となった仲村は20勝19KO3敗。ジョムトーン戦に続き連敗の金子は21勝14KO5敗3分。

終盤、久保に左フックを叩き込む高橋(左)

◇バンタム級8回戦
高橋竜平(横浜光)[3-0(78-73×2、78-72)]久保賢司(角海老宝石)
 元キックボクシング世界王者の久保は初回、右の相打ちで2014年全日本新人王の高橋からダウンを奪った。しかし2回からは高橋のペース。機動力を生かして動き回り、スイッチやフェイントを駆使して左右のパンチを久保にヒットさせていった。「負けたら引退」を公言していた久保は4回に高橋のパンチで鼻柱から出血するなど劣勢。5回には左をもらってバランスを崩して尻もちをつき、ダウンを宣告された。久保は終盤も懸命に高橋を追いかけたが、むしろ被弾が増えた。高橋は7勝1敗1分。久保は5勝2KO4敗1分。

◇バンタム級8回戦
臼井欽士郎(横浜光)[2-0(77-75、78-75、77-77)]堀池雄大(西遠)
 日本S・バンタム級10位の臼井は序盤、タイミングのいいジャブを効果的に使い、堀池が好む接近戦でもベテランらしいうまさを見せて有効打で上回った。しかし中盤は堀池のプレスに苦しめられ、5回にはロープを背負って連打を浴びるシーンも。それでも7、8回と足も使って立て直し、それ以上の追い上げを許さなかった。復帰後3連勝の臼井は24勝10KO4敗。4連敗となった堀池は9勝2KO5敗3分。

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