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ヘビー級の藤本京太郎、メキシカンに3回KO勝ち

2015年10月21日 22時05分

 日本ヘビー級王者でWBC同級15位にランクされる藤本京太郎(角海老宝石)が21日、後楽園ホールに登場。ヘビー級8回戦でデビッド・トーレス・ガルシア(メキシコ)に3回1分5秒KO勝ちした。

藤本京太郎がメキシカンに勝利(ボクシングニュース)
藤本は力量の差を見せつけ3回で試合を終わらせた

 藤本が4月に石田順裕を下し、日本タイトル3度目の防衛に成功して以来のリングでガルシアを迎えた。105.6キロの藤本に対し、腹の突き出たガルシアは116.0キロ。立ち上がり、スピードで勝る藤本はフットワークとジャブを使って試合を組み立て、ガルシアの攻撃はバックステップでかわした。

 相手の力量を見極めたか、藤本は2回に早くも距離を詰め、左フックを決めてガルシアにダメージを与え、なおも連打で追い詰める。懸命に繰り出すガルシアのフックは空を切るばかりだ。藤本は3回、右ストレートを決めてダウンを奪うと、続く猛攻でガルシアは再びキャンバスに落下。立ち上がったものの10カウントとなった。藤本は13勝7KO1敗。ガルシアは10勝9KO2敗。

中川(左)は終始ジャブを有効にヒットさせた

◇S・バンタム級8回戦
中川勇太(角海老宝石)[2-1(77-75×2、75-77)]上岡泰(元気)
 日本S・フライ級3位の中川に対し、サウスポーの上岡は自慢の強打で迫った。初回は上岡がクリーンヒットを放ったが、中川はほどなく対応し、フェイントを駆使したジャブ、右ストレートを小刻みに決め、守るところはしっかり守って試合を組み立てた。上岡はガードをこじ開けるかのようにパンチを打ち込み、中川を下がらせて攻勢をアピールした。採点は割れたが、終始ジャブをヒットさせていた中川が勝利した。中川は16勝9KO4敗。上岡は9勝5KO4敗2分。

◇ウェルター級8回戦
新藤宣之(宮田)[1-1(77-76、75-77、76-76)]尹文鉉(ドリーム)
 日本ウェルター級3位の新藤と同5位の尹は2012年に対戦し、このときは尹が小差の判定勝ち。3年ぶりの再戦は、長身サウスポーの新藤が距離をキープし、左ストレートを決めて好スタートを切った。しかし尹も2回から圧力を強め、接近してボディ攻撃などで新藤に迫った。新藤は5回にピッチを上げ、左ストレートや右フックを決めるが、尹も効果的な右を決めて試合は最後まで拮抗。判定は割れた。日本同級王者の高山樹延(角海老宝石)に挑戦して失敗した3月の試合以来のリングで引き分けた新藤は16勝6KO3敗1分。尹は16勝3KO4敗3分。

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