2015年11月24日火曜日

五十嵐俊幸が負傷判定ドロー、岩佐亮佑は再起成功

 WBC世界S・フライ級4位で元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)が24日、後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」に登場。フィリピン・フライ級7位ジョナサン・フランシスコ(フィリピン)と10回戦を行い、5回1分52秒負傷判定により引き分けに終わった。スコアは49-47で五十嵐、2者が48-48だった。

 6月に英国で行われたIBF世界バンタム級暫定王座決定戦で現正規王者リー・ハスキンス(英)に敗れた岩佐亮佑(セレス)は9ヵ月ぶりのリング。フィリピン・バンタム級3位のマーロン・アルシリャに5回負傷判定ながらフルマークの勝利。再起に成功した。

◇115ポンド8回戦
五十嵐俊幸(帝拳)[負傷判定5回1分52秒1-0(49-47、48-48×2)]ジョナサン・フランシスコ(比)
 世界2階級制覇を狙うサウスポー五十嵐だが、序盤はフランシスコの右ストレート、左アッパー、フックを少なからず被弾。初回に左アッパーで下唇を切り、2回には右目じりをカットした。フランシスコはパンチはないが、きびきびとした動きで思い切りがいい。体格で勝る五十嵐は3回に距離を詰め、ボディ攻撃でフランシスコを後退させるが、以降もペースを掌握できず不安定な試合運び。5回、フランシスコが攻勢に出たところで両者の頭が激突。五十嵐が額から出血して試合終了となった。五十嵐は21勝11KO2敗2分。フランシスコは8勝2KO4敗1分。

◇122ポンド8回戦
岩佐亮佑(セレス)[負傷判定5回15秒3-0(50-46×3)]マーロン・アルシリャ(比)
 再起戦のサウスポー岩佐は初回から圧力をかけていった。アルシリャは打ち終わりに思い切り右カウンターを狙うので気が抜けないが、岩佐は慎重に対処して徐々に左ストレートをヒットさせていく。試合は岩佐のワンサイドとなり、アルシリャが何とか粘る展開となったが、5回に偶然のバッティングでアルシリャが右目上部を負傷して試合が終わった。岩佐は「自分がブレないことが大事だと思う。次のチャンスでは必ず勝ちたい。それまで負けないでいきたい」とファンにアピールした。しばらくはS・バンタム級で試合をしていく予定。20勝12KO2敗。アルシリャは8勝1KO3敗。

◇154ポンド8回戦
チャーリー太田(八王子中屋)[TKO6回53秒]ステファン・ゲラワ(比)
 ワンツーを積極的に繰り出すゲラワに対し、最初は受けに回ったチャーリーだが、ボディ攻撃でゲラワを追い詰めていった。ゲワラは3回の時点でかなりのダメージ。チャーリーはここから手こずったものの、6回に連打で比人を沈めた。元日本・OPBF・S・ウェルター級王者のチャーリーは昨年12月、日本同級王者の野中悠樹(渥美)に敗れて以来の試合に勝利。戦績は25勝17KO3敗1分。

◇スパイス松下(セレス)[3-0(77-76、78-74×2)]山田健太郎(全日本パブリック)
 日本ライト級11位の松下が距離をつぶして山田に思うようなボクシングをさせなかった。松下は右フックやボディブローをヒットし、パンチの的確性でも上回った。松下は15勝2KO8敗。山田は8勝6KO7敗1分。

◇54.0キロ8回戦
高橋竜平(横浜光)[TKO5回2分5秒]横山一喜(古口)
 日本バンタム級15位の高橋は初回、右カウンター決めてダウンを奪った。ここからはスイッチしながら持ち前の出入りのボクシングを展開し、5回に右を効かせたところでストップ。初TKO勝利の高橋は8勝1KO1敗1分。横山は7勝5KO4敗。