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フューリー迎えるクリチコ、新記録の28度目世界戦

2015年11月27日 15時00分

 3団体統一ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)と挑戦者タイソン・フューリー(英)の試合が28日(日本時間29日)、ドイツのデュッセルドルフで行われる。IBF、WBA、WBOの3団体のベルトを保持し、IBFタイトルは実に19度目の防衛戦となるクリチコに、無敗のフューリーは勝つことができるのだろうか。

記者会見でおどけるフューリー(右)と王者クリチコ

 IBFタイトルを05年に獲得し、その後WBA、WBOのベルトを吸収して実に11年間負けのないクリチコは64勝54KO3敗。世界タイトルマッチの出場回数は今回で28度目となり、往年のレジェンド、ジョー・ルイスの27度、ラリー・ホームズの26度、モハメド・アリの25度を抜いてヘビー級歴代1位。防衛回数でもルイスの25度、ホームズの20度を射程にとらえている。

 一方のフューリーは24勝18KOで無敗レコードを維持し、198センチのクリチコを上回る206センチという身長と、27歳という若さ(クリチコは39歳)が武器だが、やはり戦前の予想は王者優位に傾いている。ブックメーカーが出しているオッズは、日本式に換算するとクリチコが1.2倍、フューリーが5倍となっている。

 この試合について、2011年にクリチコに判定負けし、来年1月に3年半ぶりに復帰する元世界王者のデビッド・ヘイ(英)は「フューリーがクリチコに勝つ可能性は20に1つだ。彼はまだ世界クラスの選手と対戦していない。今まで最も強かったのはデレク・チゾラだが、クリチコはまったく別だ。フューリーにとっては厳しい夜になるだろう」と現地メディアに発言している。Photo/BoxingScene.com

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