2016年3月28日月曜日

中澤奨TKO負け、辰吉寿以輝は辛勝「負けたと…」

 大阪帝拳ジム主催の「第72回ドラマチックボクシング」は27日、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームサブアリーナで開かれ、メインに出場の日本S・バンタム級7位、OPBF同級9位の中澤奨(23=大阪帝拳)が韓国からの移籍ボクサー、テイル渥美(22=渥美)に4回TKO負けを喫し、デビューからの連勝が8で止まった。元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎の次男、寿以輝(19)は三瓶一樹(24=ワタナベ)に2-1の判定で辛くも勝利、デビューから4連勝(2KO)でB級(6回戦)への昇格を果たした。

◇56.5キロ8回戦
テイル渥美(渥美)[TKO4回2分10秒]中澤奨(大阪帝拳)
 テイルはジャブの差し合いからボディにパンチを集めて、中澤を押し込んだ。中澤は反撃に転じるも、打ち終わりにテイルの打ち下ろすフックを浴びて、コンビネーネションが発揮できない。3回からテイルは右アッパーも多用、次第に中澤を追い詰めた。4回序盤にテイルのアッパーが中澤のアゴをとらえて、ふらつかせると、そこから一気の連打。集中打を浴びせられた中澤はガードもままならず、主審が割って入り試合をストップした。

 日本でチャンスをつかみたいとやってきたテイルは日本で2戦2勝2KOで通算10勝4KO1敗。次戦は日本タイトルを狙いたいと陣営は話した。動きが重かった中澤は8勝4KO1敗。

◇56.5キロ8回戦
辰吉寿以輝(大阪帝拳)[2-1(38-39、39-38×2)]三瓶一樹(ワタナベ)
 辰吉は左ジャブでボディを狙うが、10センチ身長が高い三瓶にジャブに出足を封じられ、パンチを放つことができず、距離を詰めることができない。三瓶もジャブを当てたあとのフォローパンチがなく、両者決め手がないまま3回を終えた。4回に辰吉が強引に打ち合いに持ち込もうと攻めたが、クリーンヒットは奪えなかった。

 判定は2-1で辰吉の手が上がったが、辰吉は「勝ったかどうかわからない。練習します」とリング上でコメント。控え室では「負けたと思いました」と本音が。これでB級に昇格。「6回戦の最初の試合はKOで勝つ」と話したが、練習したことがリングで出せなかった悔しさから涙を流した。観戦した父丈一郎は「見方によってはドロー、そんな試合をしたあの子が悪い。勝てると思っていて、危機感がなかったんやろう」と語った。

◇バンタム級8回戦
ジョナス・スルタン(比)[TKO2回2分37秒]池水達也(大阪帝拳)


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