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ブーテも薬物違反、世界戦後の検査で陽性反応

2016年5月27日 11時35分

  4月30日に米ワシントンD.C.でWBC世界S・ミドル級王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)に挑戦してドローに終わった元世界王者ルシアン・ブーテ(ルーマニア=カナダ)が試合後の薬物検査で陽性反応─。WBCが26日明らかにした。

4月30日に行われたジャックとブーテ(右)の一戦

 陽性反応が出たのは世界アンチドーピング機構が2008年に禁止薬物に指定したオスタリンという物質。スタミナや体力の回復に効果があるとされる。ブーテは「私はいかなる違反薬物も使用していない」と身の潔白を主張。B検体による再検査を求めている。

 WBCは今後の状況を見た上で対応をする方針。再検査でも“クロ”となれば、ジャック戦は無効試合となり、ブーテにサスペンド処分が科せられる可能性が高い。

 今年に入り、WBA世界ヘビー級王座を獲得したルーカス・ブラウン(豪)、WBCヘビー級王座に挑戦する予定だったアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)が薬物検査で陽性反応。ブラウンは試合が無効となり、ポベトキンは世界挑戦が中止に近いとも言える“延期”となった。

 WBC世界S・フェザー級王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)も同じく陽性反応が出たが、通常の食事で摂取したものの中に少量の違反物質が含まれており、カリフォルニア州のコミッションは悪質性はないと判断。同州カーソンで6月4日に行われるオルランド・サリド(メキシコ)との防衛戦は予定通り行われる。Photo/SUMIO YAMADA

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