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岩佐亮佑が世界ランカーに快勝、世界再挑戦アピール

2016年7月12日 22時36分

 12日夜後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」メインで行われた56キロ(フェザー級)契約10回戦は、IBF世界Sバンタム級8位の岩佐亮佑(セレス)が同フェザー級10位パトムシット・パトムポン(タイ)を3回2分17秒ノックアウトの快勝だった。岩佐は世界戦敗退から再起3連勝。

岩佐は3回にIbF10位のパトムシットを沈めた

 初回こそ様子見だったが、2回に岩佐がサウスポースタイルから左アッパーを相手ボディにめり込ませると、一拍置いてパトムシットがダウン。このラウンドはフィニッシュを逃したが、続く3回はダウンシーンのオンパレードとなった。ダメージの残るパトムシットにロープを背負わせ、右アッパーのクリーンヒットで再び倒した岩佐。立ち上がったパトムシットからさらに2度のダウンを左アッパーで奪ってテンカウントを聞かせた。

「相手はタフだからフルラウンド戦って1発ももらわずに勝とうと思ったけど。でも現役の世界ランカーを倒せたのだからうれしい」と素直に喜んだ。そして「チャンスが来たらいつでも行くつもり」と世界再挑戦に思いを馳せていた。今月20日の和氣慎吾(古口)、9月16日の長谷川穂積(真正)の世界戦も生観戦の予定という。

デビュー5連勝をマークした正木(右)

◇ライト級8回戦
正木脩也(帝拳)[判定3-0(79-74、79-73×2)]島倉裕矢(岐阜ヨコゼキ)
 アマ国体王者からプロ入りした正木の5戦目。臆せず出てくるファイターの島倉に対し、ステップを使いつつテンポよくパンチをリターンしていく。4回には島倉の左目上をヒットで切り裂いた。粘る島倉に中盤は手を焼いたが、終盤は再びパンチを集め、傷もふくめていつストップが入ってもおかしくはなかった。正木は5連勝2KO、島倉は7勝3KO2敗2分。

脇田にジャブを決める松下(左)

◇S・フェザー級8回戦
スパイス松下(セレス)[判定2-1(77-75、78-75、76-77)]脇田将士(堺東ミツキ)
 日本ライト級9位松下とサウスポー脇田は互いに見合う時間が長く、時折脇田が左ストレートを当て、松下は揉み合いで左右パンチを繰り出す。結果的に松下がスプリットで凡戦を制した。

◇51.3キロ契約8回戦
中山佳祐(ワタナベ)[判定2-0(77-76、77-75、76-76)]青山功(セレス)
 サウスポーの中山は久留米櫛間ジムから移籍した元アマ社会人王者。まだ線の細さがあるが、左ボディストレート、右フックなどで得点をアピール。しかし青山を崩しきれず、接戦を展開。最終回は青山が反撃した。中山は7勝3KO2敗1分、青山は8勝1KO4敗1分。

◇58.5キロ契約8回戦
玉川裕大(渡嘉敷)[TKO8回35秒]オリオン拓也(セレス)
 元日本ランカーのサウスポー玉川は相手の右リードを不用意に食らう、ピリッとしない立ち上がり。それでも3回から強引に出て、4回は右フックを引っかけて軽いダウンを奪う。その後またも手数が減ったが、8回に開始早々ラッシュをしかけ、オリオンをストップした。玉川は9勝3KO7敗1分、オリオンは9勝4KO12敗3分。

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