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岡田博喜が日本SL級V5、青木に9回負傷判定勝ち

2016年7月25日 22時10分

 日本S・ライト級タイトルマッチが25日、後楽園ホールの角海老ボクシングで行われ、WBO同級7位にランクされる王者の岡田博喜(角海老宝石)が挑戦者3位の青木クリスチャーノ(駿河)に9回58秒負傷判定勝ちで、5度目の防衛に成功した。スコアは88-85、88-84×2。岡田は13勝10KOで無敗をキープ。青木は11勝7KO5敗2分。

KOは逃したものの持ち前のスキルを発揮した岡田(左)

 タイトル初挑戦の青木が仕掛け、岡田がそれをしのぐという立ち上がり。岡田は2回に入ると、ラフな青木の動きを見切り、ジャブ、ボディブローを決めて、徐々に青木を突き離した。5回を終わっての採点は49-46×2、49-47でチャンピオンがリードした。

 劣勢の青木は攻めの姿勢を失わず、王者にロープを背負わせる場面も作ったが、形勢を逆転するにはいたらない。岡田は6回にボディブローで青木の動きを止め、KO勝利も見えてきたかに思えた。しかし、初回に痛めたという右拳が悪化した影響か、岡田は7回にはほぼ左だけで戦う状態となり、8回は挑戦者が攻勢。9回、偶然のバッティングで青木がカットし、ストップとなった。3連続KO防衛を逃した岡田だが、13勝10KOで無敗をキープした。

◇ミドル級8回戦
福本祥馬(角海老宝石)[TKO2回1分36秒]和田直樹(花形)
 元日本S・ウェルター級ランカーの和田が盛んにフェイントをかけながら仕掛けていったが、日本ミドル級3位の福本は冷静に対処。しっかりブロックしながらジャブを打ち込み、初回にカウンターを決めて早くもダウンを奪った。福本は2回に右を合わせて2度目のダウンをゲット。最後はダメージのある和田がジャブで崩れ落ち、ストップとなった。福本は9勝7KO1敗。和田は10勝2KO10敗2分。

◇S・フェザー級8回戦
荒木貴裕(極東)[3-0(77-76、77-75、78-75)]緒方勇希(角海老宝石)
 フェザー級からクラスを上げ、日本S・フェザー級9位にランクされる緒方は、低い姿勢で攻めてくる荒木に手を焼いた。荒木は大きな右フックを緒方に見舞って攻勢をアピールした。ペースのつかめない緒方は5回からジャブ、右をヒットさせていったが、大きなダメージを与えるまでにはいたらない。ともにクリーンヒットは少なく、より攻撃的に見えた荒木に軍配が上がった。ランカー撃破の荒木は9勝4KO5敗。緒方は22勝4KO3敗1分。

◇ウェルター級6回戦
坂本大輔(角海老宝石)[KO2回2分12秒]ティアンデーン・チャイヨンジム(タイ)
 日本ウェルター級1位の坂本は初回、ジャブでじわじわティアンデーンをコーナーに追い込むと、ラウンド終了間際に左右のフックの連打で最初のダウン。2回には右ボディを連発で叩き込み、ティアンデーンをキャンバスに沈めた。日本王者・有川稔男(川島)への挑戦に向けて前進した坂本は12勝7KO8敗3分。坂本は2年前に有川と対戦し、初回TKO勝ちしている。

◇S・ライト級6回戦
斎藤一貴(角海老宝石)[KO2回1分19秒]レッカー・オータナキット(タイ)
 アマで2013年世界選手権に出場するなど83勝14敗の戦績を誇る斎藤がB級デビュー。スタートから鋭いジャブを放った斎藤は2回、回転の速いコンビネーションで襲い掛かると、アゴにパンチを浴びたレッカーがキャンバスに落下。10カウントで立ち上がれなかった。

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