2017年3月4日土曜日

岡田博喜がTKO勝ち、次の標的はOPBFかWBOアジア

  前日本S・ライト級王者でWBO6位、IBF8位、WBC15位のつける岡田博喜(角海老宝石)が4日、後楽園ホールのセミに登場。ロデル・ウェンセスラオ(フィリピン)との65.0キロ契約8回戦で、7回1分0秒TKO勝ちを収めた。

 

 岡田はタイトル返上後、初めてのリング。初回からジャブで優勢に立ち、右にも素早くつなげて、得意のスピード感あふれるボクシングを機能させた。しかし体格のいいウェンセスラオはタフ。2回以降、岡田のパンチを細かく被弾しながらも、何度か岡田をロープに押し込んで思い切りパンチを振り回し、会場を大いに盛り上げた。

 試合は終始岡田ペースながら、ウェンセスラオは6回に猛攻を仕掛けて勝利への執念を見せる。しかし、岡田はこれをフットワークとボディワークでかわすと7回、左ボディを力強く打ち込んで、ウェンセルラオがダウン。一度は立ち上がったももの、再開後にすぐストップとなった。

 戦績は15勝11KO無敗とした岡田は「ここで世界と言いたいところですが、東洋太平洋、アジア(WBOアジアパシフィック)を獲っていない。そこから狙っていきたい」と今年の抱負を語った。2014年12月、小原佳太(三迫)戦に続いてホールで敗れたウェンセスラオは11勝4KO14敗1分。

◇フェザー級8回戦
大橋健典(角海老宝石)[TKO3回58秒]本吉豊(reason)
 強打の日本フェザー級10位、大橋は2回に本吉の下がり際に左フックを合わせて最初のダウンをゲット。本吉は3回、力を振り絞って攻めて出たが、大橋の左フックが再び火を噴いてキャンバスに落下。さらにダウンを加えると主審が試合を止めた。大橋は14勝9KO4敗2分。本吉は7勝5KO10敗。

◇バンタム級8回戦
武田航(角海老宝石)[TKO4回2分34秒]クルンシン・ガオラーンレックジム(タイ)
 身長とリーチに勝るサウスポーの武田はロングレンジから左ストレートを打ち込むボクシング。クルンシンは機敏だったが、3回に武田の左でダウン。武田は4回にもダウンを加えると、最後は返しの右フックでクルンシンを沈めた。10月に高橋竜平(横浜光)との全日本新人王対決に敗れてプロ初黒星を喫した武田は再起成功。戦績は10勝4KO1敗1分。

◇S・バンタム級8回戦
クーキアット・ソーケーオカムシー(タイ)[TKO6回1分35秒]小池信伍(角海老宝石)
 小池は2回、右をダブルで叩き込んでクーキアットをキャンバスへ。4回にも連打でタイ人を追い詰めたが、タフなクーキアットはここから前に出ての左フック、右ストレートで盛り返した。互角な展開となった6回、クーキアットの右で小池が左目上部をカット。試合続行不可能となりTKOが宣告された。クーキアットは日本4戦目で初勝利。小池は9勝5KO3敗。

◇ライト級8回戦
斎藤一貴(角海老宝石)[KO6回2分24秒]ジミー・ボルボン(比)
 元トップアマでデビューから2連続KO勝ちの斎藤が初の8回戦。初回、ボルボンの右を食らい、さらに右に左フックを合わせられてダウン。波乱の立ち上がりとなった。ダメージもあった斎藤はこの回を乗り切ると、2回に左ボディブローで反撃。3回から完全にペースを握り、6回に右からの左ボディで10カウントを聞かせた。ボルボンは昨年5月、世界王座から陥落した三浦隆司(帝拳)の相手を務めて1回KO負け。日本で連敗となった。