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2017年4月22日土曜日

WBO王者タパレスが計量失格、大森将平は勝てば王者

 23日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で開催されるWBA世界フライ級、WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦の調印式、前日計量が22日、同市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪で行われた。

 WBA世界フライ級王者、井岡一翔(28=井岡)、挑戦者2位、ノクノイ・シットパラサート(30=タイ)はリミットの50.8キロでともに一発パス。WBO世界バンタム級王者、マーロン・タパレス(25=フィリピン)に挑戦する同級2位、大森将平(25=ウォズ)は200グラム・アンダーの53.3キロでクリアした。

 ところが、タパレスは800グラム・オーバーで再計量することに。2時間の猶予を与えられ、近くのサウナで汗を出したものの、体重は落ちないと観念してギブアップ。猶予時間を15分残しての最軽量は900オーバーだった。

 WBOはこの時点でタパレスのタイトルをはく奪、バンタム級王座は空位となった。試合はタパレスが勝てば王座は空位のまま、大森が勝てば新チャンピオンという変則方式で行われる。

 国内の世界戦で、王者が計量失格でタイトルをはく奪されたケースはは7度目。前回は2013年のIBF世界S・フライ級王者、亀田大毅(亀田vsWBA同級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)の王座統一戦。WBA王者のソリスが計量に失敗して王座を失った(試合はソリスの勝利)。

 タパレスはこの日午後1時からの計量の前に、午前11時40分ごろはかりに乗ったが、約800グラム・オーバーとわかり、ホテルを飛び出してランニング。正午からの調印式は姿を見せず、レックス・サルドマネジャーだけが出席する異例の事態となった。

 しかし、そのかいもなく、計量オーバー。再計量も失敗に終わった。憔悴しきった顔つきのタパレスは「大森に悪いことをした。7か月試合が開いたことで、うまく体重調整できなかった」とだけ話し、ホテルを去った。

 大森は「減量ができなかったタパレスにはちょっと怒りを覚えるが、僕がやることは勝つことだけです。井岡選手とボクシング界を盛り上げていきたい」と世界初挑戦の意気込みを語った。

 勝てば元WBA世界J・フライ級王者、具志堅用高氏がマークした世界戦14勝の日本記録に並ぶ井岡は「濃い内容で記録に並ぶのに恥じないいい試合をします」と抱負を語り、タイ国内61連勝中のノクノイは「勝つ自信はある。井岡は僕を相手に選んだことを後悔するだろう」と強気の発言。