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元日本王者の木村と菊井が引退

2013年7月26日 13時00分

 花形ジムに所属する元日本S・バンタム級王者の木村章司(36)と元日本S・フライ級王者の菊井徹平(34)が日本ボクシングコミッションに引退届を提出した。

木村章司

 木村は97年にプロデビュー。スピードのある動きと防御勘の良さで白星を重ね、デビューから17連勝をマークした。05年4月に中島吉謙から日本S・バンタム級王座を奪取。初防衛戦で福原力也(ワタナベ)に敗れ、その後も日本タイトル再挑戦に失敗するなど低迷するが、09年に三浦数馬を下して日本王座に返り咲いた。世界タイトルマッチも2度経験。10年にはWBA王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)、12年にはWBAフェザー級王者クリス・ジョン(インドネシア)に挑戦し、いずれも及ばなかった。24勝9KO5敗2分。

菊井徹平

 菊井のプロデビューも97年で木村より半年ほど早い。基本に充実なボクサーファイターとしてキャリアを積み重ね、06年の日本S・フライ級王座決定戦で相澤国之と対戦。不利という下馬評を見事に覆して日本タイトルを獲得した。2度目の防衛戦で河野公平(ワタナベ)に敗れた後、07年にWBC王者クリスチャン・ミハレス(メキシコ)に挑戦するも10回TKO負け。昨年12月の吉田拳畤(ワタナベ)戦がラストファイトとなった。通算戦績は24勝4KO12敗2分だった。

 2人は既に引退後の生活をスタートさせており、木村は花形ジムのトレーナーとしても活躍。菊井は名古屋で仕事をしている。引退式は12月3日、後楽園ホールで行われる予定。

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