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帝里木下完敗「すべては自分の弱さ」世界奪取ならず

2017年7月2日 12時31分

 オーストラリア・ブリスベンのパッキャオ戦セミで、IBF世界S・フライ級王者ジェルウィン・アンカハス(比)に挑んだ挑戦者3位の帝里木下(千里馬神戸=写真)は7回1分53秒TKO負け。世界タイトル再挑戦に失敗した。アンカハスは2度目の防衛に成功した。
 
 
 3年ぶりの世界戦リングに立った帝里。前回ゾラニ・テテ戦の反省を生かし、ポイントを取りに行くことを宣言していたが、出だしからアンカハス・ペース。同じサウスポーのアンカハスが出てくるところに合わせる左を初回から狙ってはいたが、後手に回る。左クロスを有効に決めたのはアンカハスで、2回帝里は早くも右マブタを切ってしまった。
 
2回に右まぶたカット、最後はボディブロー食らう
 
 帝里は5回、やや自分から打ちだしたものの、繰り出すパンチの数でもチャンピオンが上を行く。さらに右目上の腫れも気になり、厳しい展開が続く。迎えた7回、帝里は打って出たが、アンカハスの迎撃に遭う。左右のアッパーから右ボディー打ちを返されて、その場にダウン。帝里は鼻血を流しながら立ち上がったが、主審にストップされた。
 
 6回までの採点はフルマークでアンカハス。アップセットを起こして世界奪取を期した帝里だが夢はかなわず。19勝3KO2敗1分となった。総合的に上回ったアンカハスは27勝18KO1敗1分。
 
 
帝里木下の話
「応援して下さった方々に申し訳ない。アンカハスは実際戦ってみると、やりにくかった。(右まぶたは現地の病院で)9針ぐらい縫った。2ラウンドに切れて、3ラウンドに右目がふさがってから、ほとんど(右目は)見えなくなった。(7ラウンドのダウンシーンは)顔面を警戒し、ボディーにもらってしまった。調整は順調だと思っていたが、試合では体が思うように動かなかった。固さや減量の影響があったのかもしれない。すべては自分の弱さ」Photos/SUMIO YAMADA
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