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2017年11月1日水曜日

山中慎介が現役続行宣言、来年の再戦目指し交渉開始

 前WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)が1日、都内のジムで現役続行を宣言した。同日、WBCが現王者ルイス・ネリ(メキシコ)とのダイレクトリマッチを指令。これを受けての宣言となった。

 WBCはドーピング疑惑が発覚したネリについて、パフォーマンス向上のため故意に違反薬物を選手した根拠は見当たらないとして、サスペンドなどの処分は科さず、山中とのダイレクトリマッチを指示した。

このままでは辞められない、1か月前に練習再開

 このニュースをネットで知ったという山中は「僕としてはネリと再戦したいという気持ちが強かったので素直にうれしかった」とWBCの決定を歓迎。ネリのドーピング疑惑が完全に払しょくされたとは言えない状況については「詳しいことは分からないし、自分としては再戦という判断になったことがうれいし」と繰り返し強調した。

 山中は8月15日、京都でネリに4回TKO負け。具志堅用高氏の日本記録に並ぶ13度目の王座防衛に失敗した。「8月15日の試合は悔いが残って、日がたつにつれてその気持ちが大きくなった。このままでは辞められないと思った」と山中。1か月ほど前には練習を再開し、たとえネリとの再戦が実現しなくても、再びリングに立つ決意を固めていたという。

変なプレッシャーがなく練習できる

 再戦については「ネリはチャンピオンになってひと回り強くなっていると思う。より厳しい戦いなると思うが、強いところも弱いところも前回の4ラウンドで分かったので、自分も変えていきたい」と引き締まった表情。それでも「いままでよりも変なプレッシャーがなく練習できると思う」と記録抜きの勝負を歓迎。5年9か月にわたって守り続けた王座の奪還に意欲を見せた。

来年1月か2月の開催目指して交渉開始

 今後はネリ陣営との交渉となるが、帝拳ジムの本田明彦会長は「ネリとの再戦を99%狙っていくが、法外な値段を提示されたりすれば、他の選択肢もあり得る」と他団体王者への挑戦も示唆。まずは日本国内で来年1月か2月の開催を目指し、ネリとの交渉を進めていく方針だ。

 また、同会長は王座陥落後の山中の変化も指摘し「モレノとの再戦で燃え尽き、精神的に限界だったが、初めて負けて火がつき、練習を見ていてもいままでとまったく違う。守りに入らず、攻めのボクシングをしている」と高評価。「こうすればネリに勝てるというのはある」とリベンジに自信を見せた。