2017年11月6日月曜日

河野洋佑がランカー野口を撃破、メインの望月は快勝

 「A-sign.Bee8」が6日、後楽園ホールで開催され、メインのフライ級8回戦は、日本同級8位の望月直樹(横浜光)がタイL・フライ級10位のワエトン・サイトーンジムに1回TKO勝ちを収めた。

快勝の望月に世界ランカー挑戦プラン

◇フライ級8回戦
望月直樹(横浜光)[TKO1回2分10秒]ワエトン・サイトーンジム(タイ)
 いきなりサウスポーにスイッチしたワエトンは強打を振り回して会場を沸かせたが、長くは続かなかった。これを冷静にやりすごした望月は左フックから右を決めてワエトンをキャンバス送り。立ち上がったタイ人にボディの連打を浴びせてTKO勝ちした。望月は13勝7KO2敗。1月にタイで世界ランカーと対戦するプランがあり「中山選手に負けて遠回りすると思ったけど、ビッグチャンスが巡ってきそう」とテンションを上げていた。ワエトンは10勝3KO3敗。

◇フェザー級8回戦
河野洋佑(新日本木村)[TKO8回32秒]野口将志(一力)
 3連敗中の日本ライト級9位、野口がスタートから積極的に仕掛けた。スイッチを繰り返しながら左右のアッパー、フックで河野をグイグイと押し込んでいく。河野はガードを固めてこれをしのぎながら、ワンツー主体の攻撃で対抗。試合は序盤から激しい打撃戦となった。

 体格で優位に立つ野口の圧力は強く、アッパーを上下にたびたび決めたが、河野は4回に右で野口をグラつかせ、ボディブローも決めてダメージを与えていく。どちらが倒れてもおかしくないという白熱した展開が続いたが、最後に抜け出したのは河野。8回開始早々に右を決めると、野口が背中からバッタリ。何とか立ち上がったが、続くラッシュでストップとなった。

 雄たけびを上げた河野は「やっと日本ランキングがとれます。少しでも日本チャンピオンに近づきたい」とコメント。戦績は12勝6KO6敗2分。日本タイトルマッチ敗退から白星のない野口は12勝6KO9敗1分。

◇S・バンタム級8回戦
高橋竜平(横浜光)[KO2回35秒]パンタワット・サイトーンジム(タイ)
 元日本ランカーの高橋は8月に入口裕貴(エスペランサ)に敗れて以来の再起戦。初回に左ボディで2度のダウンを奪うと、2回にボディから右ストレートのコンビネーションをきれいに決め、長身のパンタワットをキャンバスへ突き落す。カウント中にタオル投入。高橋は12勝3KO3敗1分。12月の興行にも出場予定。

世界戦敗退の近藤がリング上で決意表明

 また、日本時間で5日午前にニューヨークで世界初挑戦となるIBF世界S・ライト級王座決定戦に挑み、セルゲイ・リピネッツ(ロシア)に判定負けした近藤明広(一力)が帰国。リング上でファンにあいさつした。

 世界初挑戦は実らなかったものの、近藤の健闘を称える声も多い試合内容。まだ顔の腫れが痛々しい近藤は「本当は勝ってリングであいさつする予定でしたが、負けたのに申し訳ありません。世界でやれる自信はついたけど、正直勝ちたかった。またニューヨークの舞台でやれるようイチからがんばります」と再び世界を目指す決意を語った。