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アメリカで戴冠の尾川堅一「まだまだ伸びしろある」

2017年12月10日 19時59分

 米ラスベガスで日本時間10日行われたIBF世界S・フェザー級王座決定戦で、テビン・ファーマー(米)に2-1判定勝ちで、タイトルを獲得した尾川堅一(帝拳)がジムを通じてコメントを発表した。

帝拳初のIBF王座をもたらした尾川

 こうして世界チャンピオンになったことは自分の人生で最高の瞬間ですし、家族、会長、マネジャー、日本のファンの皆さん、期待してくれていた方々に応えることが出来たのがこれ以上ない幸せなことだと思っています。

 会長にも良いボクシングを分かってきたと言われましたが、1ラウンドなどにしっかり出来たあの頭の振りなどから攻撃に繋げるボクシングをまだ始めたばかりというか、まだまだ伸びしろがたくさんあると思っているし、まだボクシングってものを分かっていないと思っているので、そのうえで世界チャンピオンになれたので、これは自分自身でもどこまで強くなれるのかという期待でもあります。

 そうしたところを磨いて、先輩の三浦さんのように海外でももっと尾川コールが起こるような選手になりたいです。

 今日の試合の反省点は周りにも言われましたが顔に出してしまったところですね、(右眼の視界が悪くなり)ファーマーが何人にも見えたりした時に(表面に)出してしまったり、そこが駄目でした。

 (ファーマー選手は)やりにくいというか、そこは分かり切っていたところでもあるし、でも思っていたほどではなかったです。自分の一番得意な右ボディストレートも何度か入っていたし、今後に向けて自信を持って良いパンチだなと思っています。そこからの次の攻撃への繋ぎが課題ですね。

 試合が終わってドクターチェックを受けているときに、オスカー・デラホーヤ・プロモーターが来てくれて、“ ワン、とかワンツーのパンチは素晴らしいパンチを持っている。だけど倒すパンチというのはスリーだったりフォーだったりするんだ。

 1発目や2発目というのは相手は見やすいし避ける。だけど3発目、4発目というのは見にくいし当たるんだ。相手をKOするパンチというのはそういったパンチなんだよ” と指導してもらって本当に嬉しかったんですけど、そこをどんどん磨いてもっと良いボクサーにならないといけないと思っています。

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