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2017年12月14日木曜日

細川バレンタインが新王者、麻生興一に競り勝つ

 日本S・ライト級タイトルマッチが14日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで行われ、挑戦者6位の細川バレンタイン(角海老宝石)が王者の麻生興一(三迫)に3-0判定勝ちで新チャンピオンになった。スコアは96-95、95-94×2。麻生は2度目の防衛に失敗した。

 リングに上がった細川の肉体はいつも以上にシェイブされていた。スタートから先手でジャブを盛んに出し、麻生を前に出させない。ガードの上から打ち込む右強打も効果的で、麻生は左があまり出なかった。麻生は3回にバッティングで左目上部をカット。4回は細川がバッティングで減点1を科せられた。

 麻生は5回にペースアップ。右のショートを決め、左フックも打ち込んだ。5回終了時の採点は48-47で麻生、48-46で細川、47-47と三者三様だった。

 これで麻生が上がっていくかに思われたが、後半に入っても拮抗した状態が続く。ともに前に出て右を打ち込み、身体をぶつけ合って押し合うシーンが増えていく。細川のワイルドな右がやや効果的な印象だ。

 9回、麻生が攻勢に出ると、細川が後退しかけるが、ここはなんとか踏ん張って反撃。最終回は両者ともに力を振り絞って終了のゴングと聞いた。

 36歳の細川は育ててくれた祖母をリングに上げ、会場から「ばあちゃん」コールが巻き起こった。22勝9KO6敗3分。31歳の麻生は最後まで動きが重かった。22勝15KO8敗1分。

◇ライト級8回戦
高見良祐(鴻巣茂野)[TKO5回2分25秒]水藤翔太(とよはし)
 高見が初回から左ボディ、右ストレートをヒット。2回にも多彩なパンチを打ち込み、早くもKO狙いに入ったが、タフな水藤はパンチをもらいながらも前進を続けた。4回に意地を見せた水藤だが、被弾の多さは相変わらずで、5回にタオル投入となった。高見は11勝10KO2敗。6月の土屋修平戦に続き後楽園ホールで連敗の水藤は11勝1KO8敗1分。

◇50.0キロ8回戦
堀川謙一(三迫)[KO1回3分6秒]フアマイ・カイチョンジム(タイ)
 前日計量で1.1キロ超過だったフアマイが元気だったのは最初だけ。堀川は初回終了間際、左フックでフアマイをキャンバスに突き落とし、10カウントとなった。元日本L・フライ級王者の37歳、堀川は34勝8KO15敗1分。フアマイは10勝3KO3敗。

◇ミニマム級8回戦
田中教仁(三迫)[TKO7回1分55秒]市川雅之(角海老宝石)
 スタートは両者探り合い、互いに手数が出なかったが、田中が3回にジャブ、右を決めて先制。市川は4回にピッチを上げるが、5回に田中が打ち終わりに右を合わせ、市川がキャンバスに転がった。市川はここから反撃に転じ、コンビネーションを打ち込むも、ガードの固い田中を崩せない。田中は7回に再び右でダウンを奪い、最後は連打でストップ。今年2月、5年3か月ぶりに復帰して2勝1敗の元日本ランカー、田中は16勝9KO6敗。市川は7勝2KO5敗1分。