2018年2月9日金曜日

年間表彰式開催 MVPは村田諒太、技能賞に井上尚弥

 2017年の年間表彰式が9日、東京ドームホテルで開かれ、年間最優秀選手賞にはWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が選ばれた。村田は初のMVP受賞。表彰選手は東西のボクシング担当記者の投票により決められた。

 MVPは村田のほか、井上尚弥(大橋)、田口良一(ワタナベ)、比嘉大吾(白井・具志堅S)がノミネートされ、有効投票36のうち、村田が過半数を超える21票を獲得して選ばれた。

 村田は17年5月、王者アッサン・エンダム(仏)との初戦に気の毒な判定で敗れたものの、10月のリマッチでTKO勝ち。日本人選手として22年ぶりのミドル級王者に輝いた。

 井上は2年連続の技能賞。17年は9月の米国デビュー戦を含む3戦すべてKO勝ちで、WBO世界S・フライ級王座の防衛テープを7に。圧倒的パフォーマンスは2017年も健在だった。

 殊勲賞は田口と木村翔(青木)が受賞。三賞のひとつである殊勲賞に2人が選ばれるのは、1959年の矢尾板貞雄&海津文雄、80年の大熊正二&上原康恒に続いて3例目。

 WBA世界L・フライ級王者の田口は、IBF同級王者ミラン・メリンド(比)との統一戦を制した。木村は中国のスター、ゾウ・シミンを敵地で下す快挙でWBO世界フライ級王座を獲得。投票で同数となり、決選投票を行わずに両選手の受賞となった。

 KO賞はWBC世界フライ級王座をデビューからの13連続勝利で獲得した比嘉。新鋭賞はWBC世界L・フライ級王者の拳四朗(BMB)が木村、京口紘人(ワタナベ)をおさえての受賞となった。

 年間最高試合は田口vsメリンドの統一戦と、木村vsゾウが決選投票の末、田口が受賞。田口は今年唯一の3部門での受賞となった。

 女子のMVPは藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が3年連続5度目となる受賞。前人未到の5階級制覇が評価された。

 また、今年から新設された「トレーナー賞」には比嘉を育てた野木丈司トレーナーと、木村を世界王者にした有吉将之・青木ジム会長が選ばれた。同じく新設された、社会貢献活動に顕著な選手・関係者を対象にした「ダイヤモンドフィスト賞」には、坂本博之・SRSジム会長が選ばれた。

 すべての受賞者は以下の通り。なお、IBF世界S・フェザー級王者の尾川堅一(帝拳)は受賞を辞退している。

最優秀選手賞 村田諒太(帝拳)
技能賞 井上尚弥(大橋)
殊勲賞 田口良一(ワタナベ)、木村翔(青木)

努力賞 藤本京太郎(角海老宝石)
KO賞 比嘉大吾(白井・具志堅S)
新鋭賞 拳四朗(BMB)

年間最高試合 WBA・IBF世界L・フライ級統一戦
       田口良一vsミラン・メリンド
年間最高試合(世界戦以外)WBC世界S・フェザー級挑戦者決定戦
       三浦隆司vsミゲール・ローマン

優秀選手賞(上記選手以外) 山中慎介(帝拳)、京口紘人(ワタナベ)、井岡一翔(井岡)、山中竜也(真正)、久保隼(真正)、福原辰弥(本田フィットネス)、ホルヘ・リナレス(帝拳)、田中恒成(畑中)

女子最優秀選手賞 藤岡奈穂子(竹原&畑山)
女子年間最高試合 WBC女子世界ミニ・フライ級タイトルマッチ
         小関桃(青木)vs黒木優子(YuKOフィットネス)

特別功労賞 内山高志
特別賞 三浦隆司、下田昭文
トレーナー賞 有吉将之、野木丈司
ダイヤモンドフィスト賞 坂本博之

WOWOW検定賞 三井賢徳
協会功労賞 山中勇、関谷西生、高橋美徳、原田実雄、中村尚秀、森田健(感謝状)