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亀海喜寛が再起戦黒星 中堅ノーランカーに判定負け

2018年8月18日 17時06分

 米カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノで17日(日本時間18日)行われたS・ウェルター級10回戦に出場した亀海喜寛(帝拳=WBA・S・ウェルター級14位)だったが、グレグ・ベンデティ(米)に0-3判定負けに終わった。

亀海(左)は力を発揮できず痛い黒星を喫した

 序盤からひと回り小柄な印象のベンデティ(28)がコンパクトな右をコネクトしてリード。亀海も左右ボディー打ちを返すが、マサチューセッツ州が地元のベンデティは以後も小気味のいい左フック、右ボディー、コンビネーションでポイントを蓄積。攻勢をキープする相手に亀海はリズムに乗れず、終了ゴングが鳴った。

 公式スコアは98-92×2、97-93でベンデティの勝利。亀海は27勝24KO5敗2分。ベンデティは20勝12KO2敗1分。亀海はジムを通じて以下のコメントを発表した。

「(ベンデティ選手の印象は)もっとガンガン出て来る印象があったけど、それよりも自分自身が良くなかったです。練習でいかに良くても試合で出るのが実力です。ブランクの影響があったかは分かりませんが、これだけ殴り合ってみれば一緒です。ボディが効いていると感じた場面もありましたが、相手が強かったというより、練習の成果が出せないのも実力です」

試合後の亀海 写真提供:帝拳ジム

「(試合の途中で採点は気にならなかったか?)1ラウンドと2ラウンドは様子を見ていたところもあり採点は気になりませんでしたが、中盤から力強いパンチを打ち込めていないと感じていたし、ポイントで劣勢なことは分かっていました。腕の力が入らなくなる感じは前回の試合と同じで、このような試合を2試合続けてしまい、これだけチャンスを造ってくれた本田会長に申し訳ないです」

 中堅のノーランカー、ベンデティは「亀海はリング、ストリートを問わず今まで戦った一番タフな相手だった。私はベストを尽くし、最後はフィニッシュを狙ったけど、彼は本当に頑丈な選手だった」と語った。Photo:Tom Hogan-Hoganphotos/Golden Boy Promotion

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