2013年10月21日月曜日

原が3度目の防衛に成功、ダウン喫す苦闘

 日本ミニマム級タイトルマッチが21日、後楽園ホールで行われ、王者の原隆二(大橋)が同級7位の國重隆(ワタナベ)を10回3-0判定で下し、3度目の防衛に成功した。
 
 WBO3位、IBF4位、WBA6位など世界ランクで上位につける原がサウスポー國重を迎えた。世界挑戦の経験も持つベテランに快勝して上をアピールするつもりが、意外な苦闘。

苦しみながらも勝利の原(右)

 原の力みを誘いたい國重は狙いどおりのスタートをきった。脚を使い、ロングの距離からの左ストレートをタイミングよくヒット。3回にはこれをドンピシャで決め、驚きのダウンシーンを演出した。最近は衰えも指摘されたベテランがこの日はステップ、左ストレートにキレをみせる。

 チャンピオン原はパワフルな右ストレート、左フックで挽回を図った。6回に國重をのけぞらせ、7回はさらに挑戦者が減点を喫するなど、徐々にペースをたぐり寄せる。國重の頑張りにダウンを奪いかえすことはできなかったが、終わってみれば96-91が2者に95-92のスコアでベルトを守った(國重は10回にレスリング行為で再び減点1)。
 
 原は「世界に行きたいですけど、内容が……」と無敗(16勝10KO)キープにも渋い表情だった。

細野(手前)は豪快なKO勝利

◇S・フェザー級8回戦
細野悟(大橋)[1回2分36秒KO]松田雄太(SFマキ)
 WBAフェザー級4位の細野がサウスポーの松田を156秒で沈めた。大柄の相手を開始からプレスし、コーナーに詰めたところで右、そして左のショートフックをヒット。崩れ落ちた松田にタオルが投げ入れられた。細野は3月にWBAスーパー王者のクリス・ジョン(インドネシア)に挑み、負傷引き分けとなって以来の試合だった。
 
◇53kg契約8回戦
松本亮(大橋)[2回2分46秒KO]アレガ・ユニアン(インドネシア)
 日本S・フライ級9位の松本は、インドネシア・ランカーのユニアンを開始から左ジャブで突き放し、さらにプレスを強めた2回、左ボディーで倒した。もん絶のユニアンは10秒以内に立てず。これで松本はデビューからの連勝を9(8KO)に伸ばした。

翁長(左)は文句なしの初回KO勝ち

◇S・フライ級8回戦
翁長吾央(大橋)[1回3分0秒KO]宮森卓也(18古河)
 IBF・S・フライ級13位の翁長は、宮森の右を外して打ち込む左ストレートが冴え、いずれもこのパンチで初回に3度のダウンをマーク。元日本ランカーとの試合に快勝した。
 
◇60kg契約8回戦
岡田誠一(大橋)[3回2分20秒KO3R]ジュニストン・シンボロン(インドネシア)
 今年2月、松田雄太にまさかの初回KO負けを喫し、3連敗と不振の岡田が8ヶ月ぶりとなる再起戦の臨んだ。2回から右クロス、左ボディーで優位に立ち、3回再び左ボディーを決めるとシンボロンあえなくダウン。10カウントを数えられた。