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黒田、再起戦は負傷ドロー 三好は東郷に雪辱許す

2013年10月22日 21時30分

 元日本L・フライ級王者で2月に世界挑戦に失敗した黒田雅之(川崎新田)が22日、後楽園ホールで日本フライ級5位の中釜兵武(白井・具志堅S)とのフライ級10回戦に臨み、5回33秒負傷判定1-0で引き分けた。ジャッジは2者が48-48、1者が48-47で黒田だった。

黒田(左)は再起戦を白星で飾れず

 再起戦にかける黒田は初回から荒々しく前に出た。体格差を生かして力強くプレスをかけると好戦的な中釜が後退するという滑り出し。2回からは中釜が応戦。試合はクロスレンジでの打撃戦に突入した。

 相手を押し込むようにボディ攻撃を見せる黒田と、得意の左フックと右フックを打ち込む中釜。4回に黒田が偶然のバッティングで右目じりをカットして試合はさらにヒートアップ。しかし5回にこの傷が原因で試合が終わった。黒田は前に出て攻勢をアピールしたが、打ち合いを得意とする中釜も左右のフックをよくあてた。

 また、女子タイトルマッチの前には川崎新田ジムを支えてきた元日本ランカー、西禄朋の引退式が行われた。JBCのルールでは、後楽園ホールでの引退式をチャンピオンに限定しており、今回は特例の措置。金子ジムの元日本王者、伊藤俊介と2ラウンドのスパーをしたあと、本人自作のゴングでテンゴングとなった。

 なお、試合の模様は24日午後8時からテレビ神奈川で放映される。ゲスト解説は八重樫東と井上尚弥の大橋ジムコンビ。

東郷(右)は初回から強打で三好に迫った

◇東洋太平洋女子バンタム級タイトルマッチ
東郷理代(アルファ)[5回32秒負傷判定3-0(49-47×3)]三好喜美佳(川崎新田)
 両者はこれまで4度対戦して東郷の2勝1敗1分。前戦は三好が小差の判定をものにしてタイトルを獲得しており、今回は攻守入れ替えての対戦となった。
 スタートから飛ばしたのは雪辱に燃える東郷。右ストレートと左フックを次々に打ち込み三好を後退させた。しかし三好は2回、距離をつぶす戦術にシフトして、逆に右で東郷をグラつかせる。3回からは両者の意地がぶつかり合うも、東郷の強打がやや上回っている印象。5回、偶然のバッティングで三好が右目じりをカットして試合が終わった。東郷は王座返り咲き。三好は初防衛に失敗するとともに、6月の世界初挑戦に続く連敗となった。

アッパーを決めて中堀を追い込む西田(右)

◇ミドル級8回戦
西田光(川崎新田)[5回3分2秒KO]中堀剛(本多)
 日本ミドル級6位の西田はゴングと同時にグイグイと前に出た。ラウンド中盤に左フックを決めると中堀のヒザが崩れるが、西田は上体が前に出すぎて詰め切れず。ここから手数で粘る中堀に対し、西田はボディ攻撃、左フックでダメージを与えた。5回に連打で中堀が倒れたところで試合はストップ。

◇55.8kg契約8回戦
古橋大輔(川崎新田)[2回2分59秒TKO]守崎将己(石丸)
 日本フェザー級8位の古橋が初回から攻勢。守崎はたまらずホールディングで減点1。2回、古橋はジャブと左ボディブローで攻めたて、終了間際の連打でストップ勝ちした。

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