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亀海がTKO勝ちで再起、OPBFタイトル獲得

2013年12月7日 20時46分

 OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦が7日、後楽園ホールで行われIBF同級11位の亀海喜寛(帝拳)がOPBF同級1位のティム・ハント(豪州)を5回53秒TKOで下して新王者となった。タイトルは前王者の渡部あきのり(野口)が返上して空位となっていた。

 ハントはパワーはないがよく動き、よく手を出す選手だった。亀海のブロックの上から次々にパンチを打ち込んでは、リングをサークリングして、1、2回はジャッジの支持を得た。

亀海喜寛(ボクシングニュース)
亀海は5回できっちりフィニッシュ

 しかし地力に勝る亀海は徐々にプレッシャーを強めてペースを掌握。3回からボディブロー中心の攻撃でハントにダメージを与えていった。4回に入るとさらに追い足を強めてハントを捕獲。右ストレートから左フックを決めてハントをキャンバスに沈めた。フィニッシュは続く5回。何とか動こうとするハントに右を決めると豪州人がゆっくりとキャンバスにダイブ。主審がノーカウントで試合を止めた。

 亀海は6月、現WBA・S・ライト級暫定王者ジョアン・ペレス(ベネズエラ)に敗れ、プロ初黒星を喫して以来の再起戦に勝利。戦績を23勝20KO1敗1分とした。敗れたハントは16勝6KO4敗。

◇L・フライ級8回戦
山口隼人(TEAM10COUNT)[6回39秒負傷判定2-0(58-57×2、57-57)]大塚博之(帝拳)
 日本同級11位の山口と同14位の大塚が激突。序盤はスピードのある山口がボディブローやアッパーなど多彩なパンチで大塚を翻弄。7月のプロ初黒星から再起した大塚は3回から懸命に前に出て追い上げを開始した。しかし6回偶然のバッティングで山口が額を大きくカット。試合続行不可能となった。

◇S・ライト級8回戦
外園隼人(帝拳)[6回終了TKO]岡崎祐也(中内)
 サウスポー岡崎が日本同級4位の外園に果敢に挑んだ。4月の日本王座決定戦で小原佳太(三迫)に敗れて以来の試合となった外園は4回から本領を発揮。上下に打ち分けて岡崎を追い込んでいった。6回に岡崎が奮起して激しい打撃戦が繰り広げらえたが、岡崎がゴング後にフラフラとロープにもたれたところで主審がTKOを宣告した。

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