現地時間21日、ドミニカ共和国サントドミンゴのコリセオ・デ・ボクセオ・カルロス・テオ・クルスにてシュアン・ボクシング主催興行が行われ、WBAスーパーバンタム級暫定王座決定戦では同級6位のノエル・レイジェス(ドミニカ共和国/120.5ポンド)と同級9位のビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国/120.5ポンド)が対戦し、3ラウンド1分3秒TKOでサンティリャンが新暫定チャンピオンとなった。

レイジェスは「ザッパ・トウキョウ」のリングネームで15年7月にピューマ渡久地ジムからプロデビュー。後楽園ホールのリングで6戦3勝3敗、その後母国に戻ってキャリアを継続していた。近年はカルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)やノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)ら世界挑戦経験者や元世界王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)ら下降気味のベテラン勢を破りコツコツとランキングを上げていた。一方、昨年6月には那須川天心(帝拳)に10回判定負けを喫するなど、日本で2戦2敗のサンティリャンにとっては復帰2戦目のリング。
ゴングと同時にサンティリャンがワイルドな左右フックを混ぜながら一気に仕掛けるとレイジェスは気圧されたか、ロープ際に押し込められクリンチワークとガードのみとなる。サンティリャンは左ボディーをモロに決めるなど、日本のリングでは見られなかった力強さをアピールした。
2ラウンドもレイジェスは何もできず後退、ガードとクリンチですっかりサンティリャンの攻勢に吞み込まれてしまった。早くも右目下を腫らしたレイジェスに対して3ラウンドもサンティリャンがパンチをまとめて前進すると、レイジェスは再びコーナーに詰まりガード一辺倒となったところでレフェリーが割って入り終了。
レイジェスは両手を広げストップに不満の姿勢をアピールしていたが、暫定とはいえ世界戦のリングに上がるための精神面の不足、キャリアの対戦者の質が敗因の1つと言えそう。30歳のサンティリャンは16勝7KO2敗、29歳のレイジェスは19勝15KO5敗。


