6日、後楽園ホールの「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT44」セミで行われた日本バンタム級タイトルマッチは挑戦者5位の栗原慶太(KODLAB)がチャンピオン梅津奨利(三谷大和スポーツ)に6回47秒TKO勝ち。内山高志会長のジムに移籍して初戦でタイトルをプレゼントした。

梅津をストップして万歳の栗原
好戦派同士の一戦は、初回中盤、栗原が距離を縮め左右ボディーを繰り出し始めるとたちまちヒートアップ。しかしここは梅津も得意なところ、守りながら左ボディーを打ち返して当然退かない。スラッガー栗原のパンチは迫力十分だ。2回、右アッパーが入った。が、梅津顔色ひとつ変えず打ち返す。
ガードで栗原の強打すべてを防ぐことはできない梅津だが、密着して左フックを巧みに放つ。5回、栗原が攻めを強めた。右アッパーを連発し、左フックでチャンスとみて倒す気満々の攻め。この回終了後の途中採点は48-47が2者に49-46で栗原がリードした。
栗原は攻めの手を緩めなかった。6回、栗原闘志あらわに出て梅津大ピンチ。相打ち覚悟で屈しなかったが、左フックでよろめいたところで飯田主審が割って入った。
「素直にめちゃくちゃうれしいです! ショートレンジはチャンピオンの距離でしたが、そこで気持ちで負けていたらダメだった」と栗原。OPBF王座は4度獲得しているが、日本チャンピオンになるのはこれが初めて。21勝18KO9敗1分。2度目の防衛に失敗した梅津は13勝9KO2敗3分。

比国人選手を左ジャブでヒットする阿久井㊧
■ユーリ阿久井好調、再起2連勝
セミセミで登場した元WBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)はフィリピン・ランカーのローリンツ・ビアソン(比)に5回59秒TKO勝ち。
阿久井は開始から確信的にシャープな右を打ち込み、明確にポイントを取った。ビアソンの反撃はブロックと出入りで防ぎ、左ジャブ、フック、右ストレートで強いプレッシャーをかけ続けた。
若いビアソンも阿久井のコンビネーションを浴びながら手を返す。大胆に右の同時打ちも狙ったが、5回最初のダウンシーンはこの交錯に動じなかった阿久井がすぐさまギアを上げ、右ストレートからコンパクトな4連打――最後は左フックでビアソンを倒したもの。ビアソンは立ち上がったが、ユーリの詰めは鋭く、主審がストップした。
リング上では「また期待してもらえるような選手になります」と謙虚に語っていた。阿久井は23勝13KO3敗1分。ビアソンは8勝3KO3敗。


