コリャソ初防衛、挑戦者がコーナー立てず WBOミニマム級戦
2023年8月27日 15時36分
2023年8月27日 15時16分
26日(日本時間27日)トップランク社が米オクラホマ州タルサのハードロック・ホテル&カジノで開催した「ヘビー級祭り」のメインに登場した大型ホープ、ジャレッド・アンダーソン(米=WBA5位)がアンドリー・ルデンコ(ウクライナ)に5回1分40秒TKO勝ち。アンダーソン(23)はWBOインターナショナル&WBC合衆国ヘビー級王座を防衛した。
前回の元IBF王者チャールズ・マーティン(米)戦から56日と短い間隔でリングに上がったアンダーソンはバットマンのコスプレで登場。これまでヂャン・ヂレイやアレクサンドル・ポベトキンらとフルラウンド戦ったルデンコ(39)の腹を執拗に叩いて優位に立つ。左構えにスイッチする場面があるアンダーソンは攻勢をキープ。5回、一気に畳みかけてルデンコを防戦一方に追い込み、レフェリーストップを呼び込んだ。
マーティン戦で連続KO勝ちが途切れたアンダーソンだが、この日は5回半ばまでに72発ボディー打ちを決める秀逸な出来で戦績を16勝15KO無敗と伸ばした。ルデンコは35勝21KO7敗。
セミのヘビー級ランカー同士の一戦は意外な結末。WBC9位ザン・コソブツキー(カザフスタン)が初回、サウスポーから左を決めたが、2回、相手のエフェ・アジャグバ(ナイジェリア=WBC14位)にボディーを攻められて四苦八苦。3回、コソブツキーはローブローで2度減点される失態。4回、またも低打を見舞うとアジャグバは悶絶。レフェリーはコソブツキーに失格負けを宣告した。
WBCインターナショナル・ヘビー級王座を獲得したアジャグバは18勝13KO1敗。初黒星のコソブツキーは19勝18KO1敗。
アンダーカードに出場した東京五輪S・ヘビー級金メダリスト、バクホディル・ジャロロフ(ウズベキスタン)はオノリオデ・エワリエメ(ナイジェリア)を初回3度倒して2分6秒TKO勝ち。戦績を13勝13KO無敗とした。Photos by Mikey Williams/Top Rank
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