July
21
Sunday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

33°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 神足茂利がランカー中川兼玄をTKO 世界戦で計量失格の石澤開がKO勝ちで再起

神足茂利がランカー中川兼玄をTKO 世界戦で計量失格の石澤開がKO勝ちで再起

2023年6月12日 22時38分

 M.Tジム主催「パイオニア・オブ・ファイトvol.6 with DANGAN」が12日、後楽園ホールで開催され、メインのS・フェザー級8回戦は、ノーランカーの神足茂利(M.T)が日本同級7位の中川兼玄(角海老宝石)に7回TKO勝ち。ランキング入りを確実にした。

 セミのフライ級8回戦は、昨年4月のWBOミニマム級タイトルマッチで計量失格となった石澤開(M.T)が復帰戦に挑み、ジェイセヴェー・アブシード(フィリピン)に5回KO勝ちした。

会場のファンにあいさつする中谷

 イベントの途中で、5月20日にラスベガスでWBO・S・フライ級王座を獲得した中谷潤人(M.T)の勝利報告会が開かれた。話題を呼んだKOシーンの映像が会場に流れたあと、中谷は「日本からたくさんの応援をいただき、世界チャンピオンになることができた。S・フライ級はタレント揃いなのでS・フライ級で最強を目指したい。これからもいいパフォーマンスをしてみなさんに喜んでいただきたい」とあいさつした。

神足(右)はタフな中川を追い込んでいった

◇S・フェザー級8回戦
神足茂利(M.T)[TKO7回2分41秒]中川兼玄(角海老宝石)

 主催興行でメインを託された神足が日本ランカーの中川に挑んだ。スピードで上回る神足はアウトボクシングで中川を翻弄しにかかった。中川は2回に右を決めたが、神足が動きながらジャブ、右ボディをヒットして序盤戦をリードした。

 3回終了間際に右を決めた中川は4回、さらに攻勢を強めるが、神足が近距離でも強気に対応し、アッパーをうまく使って接近戦でも負けていない。神足はこの回、偶然のバッティングで左眼上から出血。中川の右ストレートを食らうシーンもあるが、出入りを繰り返して好打を重ねていった。

 神足は6回、強気に打ち合うと右を決めて中川の動きを止めてラッシュ。中川は苦しい。7回、中川は右を決めて反撃に出ようとしたが、神足がそれを許さず、最後は神足が右を決めたところで青コーナーのセコンドがタオルを持って飛び込んだ。

最後はセコンドのタオル投入で終了

 神足はうれしいランキング入りを決める白星。効果的だったアッパーのポジショニングを中谷に教えてもらったことを明かし、さらにバッティングで出血したときも「すぐに(ラスベガスの試合で出血しても冷静に戦った)中谷くんのことを思い出した」と笑顔で話した。戦績は5勝4KO1敗1分。中川は昨年8月、WBOアジアパシフィック王座決定戦で木村吉光(志成)に12回TKO負けに続く連敗となった。11勝5KO8敗。

石澤は5回にアブシードを沈めた

◇フライ級8回戦
石澤開(M.T)[KO5回2分37秒]ジェイセヴェー・アブシード(フィリピン)

 元日本ミニマム級王者の石澤がフライ級で再起。サウスポーのアブシードが脚を動かしながら、左ストレート、左アッパーを力強く打ち込んでいく立ち上がり。2回にはアッパーをボディに集めて石澤を守勢に回らせる。アブシードは上下の打ち分けがうまく、ボディ打ちはカウンターで石澤の腹をえぐった。石澤はアブシードの攻撃をブロックしながらプレスをかけ続けたが、3回終了間際、アブシードの左カウンターを食らってグラグラになり、最後はキャンバスに倒れた。

3回、石澤はまさかのダウンを喫した

 負けられない石澤は4回、前に出て右ストレート、左フックを打ち込んでいった。ラウンド終盤にアブシードをロープに押し込んで攻勢を見せると、5回はさらにギアを上げて前へ。下がるアブシードに右ボディストレーをを打ち込んで最初のダウンを奪うと、コーナーに押し込んで右を決めてキャンバスへ。アブシードはギリギリで立ち上がったが、主審は両手を交錯した。

 パワーで勝利の石澤は11勝10KO2敗。「もうちょっとキレイに勝ちたかったけど、久々に勝ててうれしい」と笑顔。今後は「まだ分からないけど、たぶんL・フライ級になると思う」と見通しを示した。3連敗のアブシードは21勝13KO13敗。

岸部(右)は終始前に出続けて勝利した

◇53.0キロ6回戦
岸部久也(角海老宝石)[TKO5回52秒]齋藤哲平(M.T)
  直近2試合がドロー同士の対決。初回、ジャブの差し合いから両選手とも右ストレート、左フックに積極的につなげてアクションの多い展開に。2回から岸部がボディ攻撃で齋藤を押し込んでいった。齋藤は右アッパーを軸によく打ち返して対抗したが、岸部の前進を止めることができない。岸部は5回、左眼を大きく腫らした齋藤を容赦なく攻め立て、最後は主審が下がるしかない齋藤を救った。岸部は6勝4KO3敗2分。齋藤は4勝2KO4敗2分。

◇63.0キロ6回戦
白崎隼樹(川崎新田)[2-0(58-56×2、57-57)]藤崎光志(M.T)

 長身の白崎が距離を取ろうとし、藤崎が前に出て右を当てようとした。互いに思うようなボクシングができず、もみ合いの多いもどかしい展開となった。白崎はジャブがあまり出ずに苦しかったが、後半に右ストレートと左フックを好打して藤崎に競り勝った。日体大出身の白崎は連敗脱出で2勝2敗。藤崎は4勝3KO5敗1分。

◇フライ級4回戦
瀬筒陸斗(M.T)[TKO2回33秒]チョン・ヒョンス(韓国)

◇50.0キロ4回戦
野中太陽(M.T)[TKO3回1分56秒]丸山洋右(KG大和)

◇フェザー級4回戦(東日本新人王予選)
遠山千伽都(DANGAN郡山)[TKO3回1分52秒]岡庭佑介(川崎新田)

◇S・バンタム級4回戦(東日本新人王予選)
吉川雄天(世田谷オークラ)[TKO4回50秒]菅野竜叶(M.T)
観衆=1194人

Related article
関連記事