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新王者テオフィモ・ロペスが引退示唆で波紋 報酬アップの駆け引きか?

2023年6月14日 12時48分

 ジョシュ・テイラー(英)を下してWBO・S・ライト級王者に就いたテオフィモ・ロペス(米)が現役引退をほのめかし、ファンを困惑させている。ロペスは10日ニューヨーク、マジソンスクエアガーデンのザ・シアターでテイラーに挑戦。3-0判定勝ちを収め、ライト級に続き2階級制覇に成功した。試合後、メディアに「しばらくボクシングから離れたい」と発言したロペスは12日、元HBOコメンテイター、マックス・ケラーマン氏がホスト役を務めるESPNの番組に出演。「このスポーツから引退をアナウンスするだろう」と語った。

 その中でロペスは「自分は25歳の若さで男子として初めて2階級で比類なきチャンピオンに就いた。素晴らしい実績だ」と自賛。すでにWBO王座を除く3団体のベルトを返上していたテイラーを比類なき王者と呼ぶのは抵抗があるが、ロペスは満足そうに語った。

 ケラーマン氏から「でも誰も信じないよ。ジョージ・カンボソスとの再戦や140ポンド(S・ライト級)に上がるかもしれないデビン・ヘイニーとの対決があるじゃないか」と振られたロペスは「私にはたくさんのアイディアがある。ボクシングでたくさんのことが頭にある。ただし今すぐジムでトレーニングを行うことは考えていない」と回答し、含みを持たせた。

 米国メディアによると、ロペスは「十分な報酬をもらっていない」と不満を表し、「私の試合でこれまで(中継する)ESPNは1億ドル(約135億円)以上の収益を得ている。なのに私は100万ドル程度の報酬に甘んじている」と主張していると言われる。そして別のポッドキャスト番組では「1億ドル単位の大型契約を結ばない限り、リングに上がらない」とアピール。プロモーターのトップランクとESPNに揺さぶりをかける。 Photo by SUMIO YAMADA

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