飯村樹輝弥が熱戦制して日本フライ級タイトル獲得 2-0判定で永田丈晶は初防衛失敗
2023年7月1日 20時53分
2023年7月1日 19時48分
「第4回WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」が1日、後楽園ホールで開催され、元ウェルター級2冠王者の豊嶋亮太(帝拳)が王座陥落からの再起戦に5回TKO勝ちした。俳優で“浪速のロッキー”こと赤井英和さんの長男、赤井英五郎(帝拳)は東日本新人王ミドル級トーナメントの初戦に快勝した。
◇ウェルター級8回戦
豊嶋亮太(帝拳)[TKO5回21秒]ジェ・ファングク(韓国)
前東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の豊嶋が1月に佐々木尽(八王子中屋)に敗れて王座を失ってからの再起戦。豊嶋はスタートから積極的だった。プレスをかけてワンツー、左フック、左ボディを力強く打ち込み、KO狙いのボクシングだ。下がりながら対応していたジェは3回、豊嶋を迎え撃って打撃戦に打って出たが、豊嶋の勢いを止められず、パンチで右目尻をカットした。
豊嶋は4回、さらにジェを追い込んで右ボディアッパーから左フックでダウンを奪う。ジェは立ち上がったものの、豊嶋は5回早々に右を叩き込んでジェをキャンバス送り。主審が試合を止めた。再起成功の豊嶋は17勝11KO3敗1分。ジェは7勝2KO5敗2分。
◇ミドル級4回戦(東日本新人王)
赤井英五郎(帝拳)[TKO1回1分21秒]鈴木輝(金田)
赤井は3年連続で新人王戦にチャレンジ。ゴングと同時に猛攻を見せ、サウスポーの鈴木をロープに釘付けにする。防戦一方の鈴木に対し、赤井もさすがに打ち疲れてきたところで左ボディを2発入れると、鈴木のヒザが曲がった。さらに攻撃したところでレフェリーが試合を止めた。赤井は2勝2KO2敗。鈴木は2勝2KO4敗。赤井は9月15日、後楽園ホールの東日本新人王ミドル級準決勝で俳優の伊吹吾郎さんの孫、伊吹遼平(三迫)と対戦する。
◇S・フェザー級8回戦
鯉渕健(横浜光)[TKO6回2分18秒]遠藤勝則(角海老宝石)
19年6月は遠藤の勝利、21年6月にドローに終わった日本ライト級1位の鯉渕と遠藤が再戦。鯉渕は脚を使いながら右強打を狙い、遠藤はガードを固めて前に出て、下から鯉渕を崩しにかかった。鯉渕の右が遠藤のガードを破り、遠藤もしつこい攻撃からボディ打ち、右を決め、互いに譲らない展開となった。
5回、鯉渕が接近戦で奮闘し、ボディ打ちで遠藤をロープに押し込み、右ストレート、左フックで畳みかける。鯉渕は6回も執拗にボディ打ち、顔面に右を決める猛攻でストップ勝ちを呼び込んだ。リベンジ成功で雄叫びを上げまくった鯉渕は10勝9KO6敗1分。1年8カ月ぶりの試合だった遠藤は7勝4KO5敗1分。
◇50.5キロ6回戦
田中佳斗(帝拳)[3-0(58-56、59-55×2)]藤田圭(DANGAN AOKI)
千葉・習志野高、法政大出身で昨年B級デビューした田中のプロ2戦目。初回、前に出てくる藤田に対し、田中が右カウンターを効かせてチャンスを作った。2回以降は接近戦。ともにボディ打ち、アッパーを繰り出すものの、もみ合うシーンが多い。4回、田中が右クロスをきれいに決めた。終盤も互いに譲らず体をぶつけ合ってパンチを応酬。相手を押し込み、有効打で上回った田中に軍配が上がった。プロ初勝利の田中は1勝1分。最後まで気迫を見せた藤田は7勝4KO4敗1分。
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分