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燃える井上尚弥がフルトンと火花! 世界も注目 WBC&WBO・S・バンタム級戦あすゴング

2023年7月24日 15時23分

「NTTドコモ Presents WBC・WBO世界タイトルマッチ スティーブン・フルトンvs.井上尚弥 -streaming on Lemino-」の計量が24日、横浜ベイシャラトンホテル&タワーズで行われた。メインのWBC&WBO世界S・バンタム級タイトルマッチは、王者スティーブン・フルトン(米)がリミットの55.3キロ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が55.2キロで合格した。試合はあす25日、有明アリーナでゴングが鳴る。

フェイスオフで火花を散らすフルトン(左)と井上

 計量後、写真撮影になると両者は正面をむかずにいきなりフェイスオフ。近距離で長々とにらみ合ったあと、関係者が正面を向くように促したが、井上は視線をそらさずににらみ続け、珍しく感情的な姿を見せた。

 計量を終えて取材に応じた井上は「いや~、燃えてきましたね。フェイスオフ長かった? ちょっと腹が立ったので。なんか視線の送り方が上からきてるなという感じがしたので」と説明した。

 S・バンタム級初戦で不安があってもおかしくないが、この日の井上は実にいきいきとした表情をしていた。「120%仕上げたので。一つ階級を上げたからといってたるんだ体じゃなく、筋肉を作り上げてS・バンタム級の体をつくってきた。これからリカバリーして明日また違った体を見せられると思う」と自信を見せた。

「120%仕上げた」と井上

 さらに「たかが1.8キロ(バンタム級とS・バンタム級の体重差)ですけど、その1.8キロがどれだけデカいか。明日の自分の動きで分かると思うし、逆に壁がどんなものかも分かると思う。フィジカル、耐久力、自分がバンタム級で通用していたことが通用するのか、しないのか。未知なものなのであす証明したいと思う」と言い切った。

 計量にはWBOのフランシスコ・バルカルセル会長、トップランクのボブ・アラムCEO、リングアナウンサーのジミー・レノンJrも姿を現わし、世界的な一戦だということを印象づけた。フルトン(29=21勝8KO)はWBO王座が3度目、WBC王座が2度目の防衛戦。井上(30=24勝21KO)はこの試合に4階級制覇をかける。海外のブックメーカー(ウィリアムヒル)は、井上の勝利に1.22倍、フルトンの勝利に4.33倍のオッズをつけており、井上有利を予想している。

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