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無念の清水聡は引退を示唆「そういう方向になると思う」

2023年7月25日 22時55分

 37歳での世界初挑戦でWBOフェザー級王者ロベイシー・ラミレス(キューバ)に5回TKO負けした清水聡(大橋)は試合後、記者会見して「こんな大きな試合を組んでもらって、結果で恩返ししたかったので残念です」と悔しそうに話した。

 ラミレスのスピードやパンチは「オリンピックの金メダリストなので思った通りの速さ、うまさだった」と想定内だと説明。「パワーでは自分が上だと思っていて、それをいかせればと思っていたけど、足がよく動かなくてペースを握られてしまった」と語った。清水はプロに転向してから思うような動きができないと口にすることがあった。

 オリンピックでともに活躍した村田諒太さんが解説を務め、ロンドン五輪のメンバーも駆けつけたことについて、「アマチュア時代が長かったので思い入れは強い。声が聞こえて『あ、いるんんだな』と思いました」と語ったときは言葉を詰まらせた。

「ラストファイトになるのか?」との質問には、「そういう方向になると思う」と引退を示唆。最後まで気丈に話して会見を終えた。

 ベルトを守ったラミレスは「最高の気分。私のボクシングがこの結果で証明できてうれしく思う」と笑顔で話した。長身の清水を相手に「背が高い選手なのでなるべく低く構えて戦おうと思った。12ラウンドまでいくとは思わなかった」と戦術の一端を説明。「清水選手をリスペクトしているが37歳。最近はあまり試合をしていないとも聞いていた。とてもいいボクサーでパワーがあると思う」と語った。

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