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国本陸が3-0判定で酒井幹生を返り討ち 日本ミドル級V2

2023年8月6日 10時15分

 5日午後大阪の住吉区民センターで行われた日本ミドル級タイトルマッチは、チャンピオンの国本陸(六島)が同級1位の酒井幹生(角海老宝石)の挑戦を3-0判定で撃退し、2度目の王座防衛に成功した。

KOを狙って攻める王者の国本(右)

 両者は昨年4月に対戦し、この時は国本が3-0判定勝ちして空位の日本王座についていた。酒井が1位に上がって実現した約1年4ヵ月ぶりのリマッチは、1回2回と酒井が積極的に手を出しポイント。「タイトルよりリベンジを」と口にしてこの試合に臨んだ酒井の意欲を感じさせる好スタートだった。

 しかしその後は初戦同様両者巨体をぶつけ合っての混戦が続いた。チャンピオンが接近戦でアッパーをまじえた攻撃でポイントをつかみ徐々に挽回。後半は余裕の打撃戦。戦前から「KO防衛」を掲げていた通り、倒そうと試みてビッグパンチを繰り出したが、KOはならず。

敗れた酒井(右)は勝者を祝福

「ボディーも含めて効いたパンチも何発かあったが、相手も気持ちが強く、倒せなかった」と国本。酒井はKO勝ちこそ一度もないが、タフな選手だ。スコアは3人のジャッジが全員97-93の4点差で国本の勝利を支持していた。前戦と同じ3-0でも、前戦より差は縮まっていた。

 この試合の結果、国本(26歳)は戦績を9勝3KO1敗とし、一方リベンジならなかった酒井(29歳)は5勝2敗1分としている。

 なおセミのミドル級8回戦は、元全日本新人王の中田勝浩(井岡弘樹)と元アマ全日本王者の友松藍(ワタナベ)がグローブを交え、引き分けに終わっている。

友松(左)と中田はドロー
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