WBOミドル級王者ジャニベク・アリムハヌリ（カザフスタン＝写真）と同級IBF王者ビンセンツォ・グアルティエリ（ドイツ）による統一戦が内定した。スケジュールは10月14日、米テキサス州ローゼンバーグ。イベントを中継するESPNが伝えた。

　昨年5月、WBOミドル級暫定王者に就いたアリムハヌリ（14勝9KO無敗＝30）はその後正規王者に昇格。今年5月にはスティーブン・バトラー（カナダ）を2回KOで一蹴し2度目の防衛を果たした。WBC王者ジャモール・チャーロ（米）、WBA王者エリスランディ・ララ（キューバ）、前WBO王者デメトゥリアス・アンドラーデ（米）との対戦を希望していた。

　イタリア系ドイツ人のグアルティエリ（21勝7KO1分無敗＝30）は今年7月にエスキバ・ファルカン（ブラジル）との王座決定戦で2度ダウンを奪い3-0判定勝ち。ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）が返上したベルトを継承した。初防衛戦で統一戦に臨むことになる。

　現在ミドル級はチャーロが2年2ヵ月リングから離れているもののベルトを保持。WBA王者ララも昨年5月以来、試合から遠ざかっており、アリムハヌリとグアルティエリの統一戦はミドル級活性化のきっかけになると期待される。