WBO･S･フライ級王座の防衛戦に向けてアメリカ合宿中の王者、中谷潤人（M.T）の近況がM.Tジムより届いた。中谷は9月18日、有明アリーナで挑戦者アルヒ・コルテス（メキシコ）を迎え撃つ。

　中谷は先月20日に渡米し、ロサンゼルスで師事するルティ・エルナンデス、岡辺大介の両トレーナーとトレーニングに励んでいる。弟の龍人トレーナーも同行し、食事面でバックアップを続ける。

　M.Tジムからの便りによると、中谷がスパーリングをしているのは、4月にWBA&WBC･L･フライ級王者の寺地拳四朗（BMB）に挑戦して敗れながらも株を上げたアンソニー・オラスクアガ、井上尚弥のパートナーとして重宝されているジャフェスリー・ラミドのほか、WBOバンタム級10位サウル・サンチェス、トップアマのニコ・ロブレド、エステバン・ナバロ、エミリアーノ・アルバラードと豪華なメンバーがそろった。

　中谷は「ロサンゼルスはそこまで暑すぎず、湿度も高くないのでこの環境が身体にすごく合っています。練習でも、より集中できて質の高い練習を積めています」とアメリカ西海岸の気候を歓迎。「いつも通りスパーリングのラウンドを重ねるにつれて身体も思うように動くようになってきて、チームからの色々な助言に対して対応できる身体になってきています」と感触を語った。帰国は9月上旬の予定。

　アマゾンプライムビデオで放送される「Prime Video Presents Live Boxing5」は寺地が元王者ヘッキー・ブドラー（南アフリカ）と防衛戦を行うほか、“キックボクシングの神童”那須川天心（帝拳）がボクシング転向2戦目でフアン・フローレス（メキシコ）と拳を交える。写真＝M.Tジム提供