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ウガスとバリオスでWBCウェルター級暫定王座決定戦 9.30カネロvs.チャーロのセミ格

2023年8月23日 13時19分

 元WBAウェルター級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(キューバ)と元WBA・S・ライト級レギュラー王者マリオ・バリオス(米)がWBCのオーダーに従い、ウェルター級暫定王座を争うことになった。試合は9月30日、ラスベガスのT-モバイル・アリーナで予定されるサウル“カネロ”アルバレスvs.ジャーメル・チャーロのセミファイナルで行われる。米国のメディアが伝えた。

こちらは2階級制覇を狙うバリオス

 ウェルター級は先月29日に同アリーナで行われた4団体統一タイトルマッチでWBO王者テレンス・クロフォード(米)が他の3団体のベルトを保持するエロール・スペンスJr(米)に9回TKO勝ち。一方でWBCは3月頃から暫定王座を設ける方針を明かしていた。当初オーダーしていたカードはウガスvs.元2団体王者キース・サーマン(米)だった。

 ウガス(27勝12KO5敗=37)は昨年4月、テキサス州で行われたスペンスとの3団体統一戦で10回TKO負けしたのが最後のリング。その試合で右目を眼窩骨折した。同国人のイスマエル・サラス・トレーナーに師事し、ラスベガスで調整を図る。現在ランキングはWBC3位。

 バリオス(27勝18KO2敗=28)は昨年2月、サーマンに3-0判定負け後、今年2月、地元サンアントニオでジョバニー・サンティアゴ(プエルトリコ)に8回TKO勝ちで復活。その試合でWBC米大陸王者に就き、現在ランキングは5位。

 今のところクロフォードはスペンスとのダイレクトリマッチに応じる公算が高く、実現すればS・ウェルター級リミットになると言われる。もしクロフォードがウェルター級王座を放棄すれば、ウガスvs.バリオスの勝者が正規王者に昇格する見込み。ランキング1位ながらバリオス戦から18ヵ月リングに上がっていないサーマンに挑戦のチャンスが与えられる可能性もある。Photo by SUMIO YAMADA

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