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カネロがチャーロ戦に向け高地キャンプ実行 メディアはクロフォード戦の話題で持ちきり

2023年9月1日 9時05分

 S・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が米カリフォルニア州北東レイクタホ(タホ湖)周辺で、9月30日ラスベガスで挙行されるジャーメル・チャーロ(米)との防衛戦に備えてトレーニングキャンプを行っている。カネロはここ数年、カリフォルニア州サンディエゴを拠点に調整を図っていた。ボクシングシーン・ドットコムが伝えた。

 それによるとカネロはトラッキーという町にトレーニング用地を確保。海抜約1800メートルに位置し、呼吸器系の働きやスタミナ対策に効果があるという。ジョン・ライダーとの最新試合を故郷メキシコのグアダラハラで行ったカネロは、「標高の違いを感じた」と明かし、キャンプ地の変更を決断した。またリゾート地であるレイクタホにはカネロの趣味であるゴルフのコースがいくつもあり、気に入っている様子だ。

 一方で米国メディアはエロール・スペンスJrに印象的な勝利を収めてウェルター級4団体統一王者に就いたテレンス・クロフォード(米)とカネロがキャッチウエート(両陣営合意による体重設定)で対戦するのではないかと煽る記事が最近、目立つ。

 まずカネロがチャーロ戦をクリアすることが条件になり、ウェルター級のクロフォード、S・ミドル級のカネロでは単純に21ポンドも体重の開きがある。カネロはS・ミドル級リミット168ポンド以下には落とさないと主張し、クロフォードが希望する158ポンドとは10ポンドも違う。

 それでも以前カネロのプロモーターだったオスカー・デラホーヤ氏がクロフォード有利の予想を語ったり、クロフォードのブライアン・マッキンタイア、カネロのエディ・レイノソ両トレーナーが対戦を歓迎する姿勢を見せたりしていることでファンの関心が高まっている。

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