3階級制覇を目指すシャクール・スティーブンソン（米＝写真）とフランク・マーティン（米）がWBCライト級王座決定戦を行うことで合意、入札は回避されたとWBCがホームページ上で伝えた。

　WBCによるとスティーブンソン擁するトップランクとマーティンをプロモートするTBGプロモーションの交渉が合意に達したもの。日時は未定ながら11月16日のラスベガス、12月9日のニューヨークが候補に挙がっている。試合の模様はESPNで放送される見込みだ。

　リオデジャネイロ五輪金メダリストのスティーブンソンはWBOフェザー級、WBO･S･フェザー級王座を獲得して一気にライト級に進出。4月に吉野修一郎（三迫）との挑戦者決定戦を制し、ライト級王者デビン・ヘイニー（米）への挑戦権を獲得した。

　その後、ヘイニーは王座を返上せずにWBC･S･ライト級王者レジス・ブログレイス（米）戦を選択。WBCはヘイニーを休養王者にシフトし、スティーブンソンとマーティンによる王座決定戦をオーダーした。ヘイニーがライト級にとどまる場合はこの試合の勝者と対戦する運びとなる。

　20勝10KO無敗のスティーブンソンに対して、PBCイベントに出場してきたマーティンも18勝12KOでここまで無敗。もしスティーブンソンが実現すれば世界初挑戦、ビッグチャンス到来となる。