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中谷潤人「心は熱く、ボクシングは緻密に」9.18防衛戦KO宣言と統一戦希望

2023年9月9日 14時57分

 WBO・S・フライ級チャンピオンの中谷潤人(M.T)が9日、相模原市のジムで練習を公開した。中谷は「Prime Video Presents Live Boxing5」で挑戦者6位アルヒ・コルテス(メキシコ)を迎えて初防衛戦を行う。

 1カ月半に及ぶアメリカ合宿を終えて4日に帰国した中谷(25勝19KO)。帰国翌日にトレーニングを再開し、1日おきにスパーリングと精力的。日本ユースL・フライ級王者の坂間叶夢(ワールドS)らと調整を重ねてきた。総ラウンド数は260になるという。

 前回5月、ラスベガスでタイトルを獲得した試合は元世界王者アンドリュー・モロニー(豪)をワンパンチで仕留め、「いいKOができた」と本人も納得の出来だった。「前回いいタイミングをつかんだので、今回もいいタイミングでパンチを出すことを意識して練習してきた」と中谷。アメリカではメキシコ系の選手とスパーリングを重ねてイメージを作った。

 対戦相手のコルテス(25勝10KO3敗2分)は「タフというか思い切りがよく、打たれた後に必ず打ち返してくる」(村野会長)、「好戦的で気持ちが強い」(中谷)というメキシカン。昨年9月、S・フライ級の第一人者であるWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦して善戦しており、決して侮れない相手だ。

 それでも中谷は「遠い距離で戦いながらも、ノックアウトに持って行くためには削ることが大事。遠い距離、近い距離でも支配してノックアウトに持っていきたい」と意欲的。「心は熱く、ボクシングは精密に、パーフェクトな試合をお見せしたい」と今回のテーマを口にした。

 アメリカ合宿を終え、米国在住の岡辺大介トレーナー、同じリングでWBOフライ級5位ジーメル・マグラモ(フィリピン)と対戦する“盟友”のホープ、アンソニー・オラスグアガ(米)とともに帰国。10代のころからともに汗を流してきたオラスクアガは中谷の家にホームステイしており、一緒に走ったり、ゲームをしたりとリラックスもできている様子だ。

 いい環境の中で防衛戦を迎える中谷は「S・フライ級も長くないかな、という中で、できれば統一戦をしたい」と希望。“ネクスト・モンスター”と期待されるサウスポーがさらに強さをアピールして次の試合につなげようとしている。

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