モルティ・ムザラネ（南アフリカ）が今月13日ベルトを返上したIBF世界フライ級の王座決定戦が22日タイで挙行される。カードは同日ムザラネに挑戦する予定だったアムナット・ルエンロエン（タイ）とOPBFフライ級王者で日本でもおなじみのロッキー・フエンテス（フィリピン）。試合はタイ・ナコンラチャシマのリッパタパンロップ・ホールで予定される。

　ランク上位のフエンテス（27＝WBC3位、IBF5位）は日本で6度戦い、これまで全勝。試合が急に決まり、前々日の月曜日現地入りする慌しさだが、アウェーに強いところを見せ付けるかもしれない。戦績も35勝20KO6敗2分と抱負だ。

　対するアムナット（IBF7位）は11勝5KO無敗。すでに34歳だが、世界選手権銅メダル（2007年）の実績を持つ元トップアマ。北京五輪では2勝後、ベスト8で敗れた。地域のマイナータイトルIBFアジア王者でもある。