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寺地拳四朗「パズルがはまるように切り替えられた」9回TKO勝ちのストーリー明かす

2023年9月19日 1時43分

 WBA&WBC・L・フライ級統一王座の防衛に成功した寺地拳四朗(BMB)が18日の試合後、記者会見をしてヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に9回TKO勝ちした試合を振り返った。

2本のベルトを守った寺地

 加藤健太トレーナーとともに会見した寺地は「1ラウンドは当てにくい部分もあったけど、2、3ラウンドに当たり始めた」と明かし、「ベテランなので倒しきれない部分があった」としながら、4ラウンドまでは「練習通りのペース」で試合を進めることができたと説明した。

 ポイントは寺地が優勢ながらもブドラーがうまくしのいで迎えた7回だった。加藤トレーナー曰く「ブドラーが執拗に右回りをして勝負から離れる動きをした」ことにより、寺地が「右回りされてちょっと攻め方が分からなくなった。気持ちが切れたというか判定になるかもという気持ちになった」。逃げる相手をノックアウトする方法が分からなくなったのだという。

 ここで加藤トレーナーから「左回りでいこう」という具体的なアドバイスをもらい、「パズルがはまるように切り替えられた」と寺地。8回にネジを巻き直し、9回のストップ勝ちを呼び込んだ勝利に、加藤トレーナーは「成長を感じた。9回に仕留めたのが収穫」と合格点を与えた。

 今後の目標を問われると、あらためて「現時点では3団体統一」とコメント。世界戦勝利数は歴代4位タイの13勝となったが、安定王者は「(記録は)意識せずに勝つことに集中していきたい」と気持ちを引き締めた。

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