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ライト級で世界と戦った中谷正義さん 引退記念パーティーに村田諒太、徳山昌守氏ら150人

2023年10月15日 20時40分

 東洋太平洋ライト級王座を11度防衛、米国・ラスベガスでワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦した中谷正義さん(34)の引退記念パーティーが15日、大阪市中央区のホテルニューオオタニ大阪で開かれ、出身の興國高、近大のボクシング部関係者ら150人が中谷さんの新しい門出を祝った。

左から村田、山中、中谷、徳山、清水の各氏

 中谷氏は大阪市淀川区生まれ。小学生時代は日本拳法に取り組み、中学生になってアポロジムでボクシングを始め、興國高、近大で活躍。アマ通算45勝(30RSC・KO)15敗の成績で2011年、高校同級生の世界王者、井岡一翔(志成)が当時所属した井岡ジムからプロデビュー。14年1月、7戦目で加藤善孝(角海老宝石)を下してOPBFライト級タイトルを獲得した。

 その後無敗のまま18年12月まで11度防衛を果たした。19年8月、米国でIBF世界ライト級挑戦者決定戦に出場するも、テオフィモ・ロペス(米国)に判定負け。ロペスはこの試合の後、ロマチェンコを破り、ライト級の3団体王者。現在はWBO世界S・ライト級王者だ。

 この試合後に引退を考えていたが、元WBA世界ミドル級スーパー王者、村田諒太氏の誘いで帝拳に移籍。20年12月には米国・ラスベガスでフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)とWBOインターコンチネンタルライト級王座決定戦を戦い、初回の2度のダウンをはね返して、9回に逆転KO勝ちを飾った。

 世界のライト級戦士として認められ、半年後の21年6月にはラスベガスでロマチェンコと対戦するも、9回に力尽きTKOで敗れた。22年11月、吉野修一郎(三迫)持つWBOアジアパシフイックライト級王座に挑むんで6回KO負け。これがラストファイトで20勝14KO3敗でリングを去った。

興國高のメンバーも多数駆けつけた

 パーティーには村田氏をはじめ元世界王者の徳山昌守氏、山中竜也(真正)、清水聡(大橋)らが出席。興國高の指導者、OB、近大の先輩、後輩が多数詰めかけた。

 あいさつに立った中谷は「みなさんにパーティーを開いてもらい前夜は眠れなかった。社会人ではまだ4回戦ボーイ。これからコツコツ積み上げていきます」と抱負を語った。現在は高校、大学同期の岡山リョウ氏が運営するフィットネスクラブを手伝っており、2年後にはアマジムを設立する計画を進めている。

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